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2008年10月

2008年10月30日 (木)

スキニービッチ 世界最新最強!オーガニックダイエット

スキニービッチ 世界最新最強!オーガニックダイエット
ロリー・フリードマン,キム・バーノウィン

勝間さんのブログディスカヴァー社長室ブログの記事にまんまと乗せられて、買ってしまいました(笑)

要約すると、肉・魚・卵・乳製品はやめて、果物・野菜・穀物中心の食生活にしましょう!ということですが、生物学や栄養学データ方面から攻めるでなく、アメリカの食肉業界の残酷さを描写することで肉を食べることの是非を問うている点が、単なるダイエット本ではない。抗生物質の危険性とかから攻めると、野菜だって農薬の問題にブチ当たる。逆に、無農薬野菜なら良いのなら、健康的に飼育されて虐待されずに処理された牛の肉や牛乳なら良いの?ということになる。また、他の生命をいただいている、ということならば、動物の命はダメで植物ならいいの?という疑問もある。(他の生命をいただいているおかげで生きさせてもらっているという感謝の心は、動物にも植物にも等しく持ちたいです)でも、食肉工場の風景描写のインパクトでガツンともっていくパワーが圧倒的で、肉食はやめようって気にさせてくれます(^^;そして、そのように残酷に殺されていった動物達の「不安、悲嘆、激怒、苦痛、恐怖なんかを食べているわけ」なんて言われると、スピリチュアルな言説に弱い人は、一撃ではなかろうか。

 

本書を読んで私が実行しようと思ったこと

・肉→なるべく食べないようにする(今まで通り)
・コーヒー→全廃は難しいので、とりあえず1日1杯に…。
・牛乳→今まで1日にコップ3~4杯は飲んでましたが、せめて1杯に減らすか?(^^;(追記:牛乳はなるたけ控えて、今まで飲んでた分は豆乳に切り替えるようチャレンジすることにしました!)
・砂糖→食べないというのは難しいので、飲料からは排除するようにする

それにしても、無農薬オーガニック野菜とフルーツの生活、最大の問題は「資金」でしょうな。私も生鮮食品は激安スーパーではなくそこそこの値段のものを買うようにしていますが、食費がかさむのが困りもの。ジャンクフードは実際、安い。先進国では、高脂肪・高カロリーな食物は安いという現実。だからこそ、アメリカでは貧困層に肥満が多いという現実があるわけですが・・・。この問題を解決する具体的手法が抜け落ちているのが、この本の最大の欠点ではないかと思います(笑) この本の作者には「健康のためには食費を惜しんでる場合じゃないわよ!」とか言われそうですが、無い袖は振れない。

私はもともと自分ではほとんど肉は食べないのですが、体によいとか、家畜動物を殺す残酷さからということではなく、単純に、「脂肪分の多いものを料理すると、後片付けが面倒くさいから」というだけの理由です(爆)魚も、捌けないから料理しないだけ(^^;結果的に、自分で作る場合は、もっぱら野菜+米 の食事です。(しかし、カップラーメンやレトルト食品はけっこう頼ってしまうので、全体としては全然ダメなんですけどね)しかーし、この本が私にとって最大に挑戦的な部分は「牛乳の否定」!!!

私は牛乳が大好きです。カフェオレが大好きです。
コーヒー+牛乳なんて、この本の立場からすると最悪な飲料(の一つ)。しかーーし!!!晩酌がないと1日が終えられない人にとってのアルコールと同様、ヘビースモーカーにとってのニコチンと同様、牛乳は私の最大の嗜好品であります(爆)牛乳をやめるなんて……。酒もタバコも炭酸飲料もどれも苦手なので、それらにはもともと縁のない生活をしておりますが、牛乳だけは~~~~~・・・それで寿命縮めてもいいから飲みたい、と思うくらい好きなんですけど・・・(爆)いやー、よく酒タバコ大好きな人が「酒とタバコをやめるくらいなら人生やめる!」と豪語していますが、私の場合、それ牛乳かも(笑)でも人生やめる!とは断言できない…かも(弱気)ちなみに酒タバコも、実際に脳梗塞とかで倒れると怖くなって急にやめる人もいるでしょうし、倒れて入院しても尚「酒タバコのない人生なら生きている意味が無い」と言い切って一向にやめない人もいますね(笑)そこまで開き直れれば、それはもうその人の人生であり、他人がとやかく言う問題じゃないなとは思います。

一つ気になったのが、本の中で牛乳とチーズは断罪してましたが、ヨーグルトという単語は一切出てこなかった…でも、あの言い方だと乳製品全部ダメ!ですよね、きっと。

あともう一つ、この本で言う野菜はどうやら生野菜サラダをメインに想定している模様。あ、生野菜でいいんだ~と安心しました。生野菜か温野菜かっていうのも諸説ありますよね。私は平熱がすごく低いので(35度台)、低体温とか冷えとかのキーワードでネットを検索していた時に、生野菜は冷えの大敵!いますぐやめましょう!!みたいなのがザクザク出てきたので、生野菜は体に悪いのかな??という不安がありました。(そういうネット記事を見たからといって生野菜をやめたかと言うと、生のトマト大好きなので好んで食していますが(^^;「不安に思いつつ食べている」のはあまり良い気はせず。)

以下、生野菜と温野菜についての諸説。科学的根拠のある論文等が示してあるわけではなく、「信じるものは救われる」レベルの民間情報ばかりですので、参考程度に(笑)

【1】生野菜は体を冷やす、温野菜にしなさい、という漢方の陰陽の立場からの意見
冷えと陰陽このサイトの内容だと、肉は陽性なので冷えにはむしろ「良い」ことに。
野菜について温野菜が良いのでは?という提案
生野菜も食べてよい

温野菜を中心にとるのが健康な食生活である生野菜は健康に悪い、と断言する意見

温野菜が良い科学的根拠としてはこういうのがあるようです。
【ビタミン、ポリフェノール等植物の栄養は、細胞の中に入っている(細胞壁の中)のです。ですから、細胞壁を①咀嚼(噛む)するか、②加熱するか、③phを変えるかして破壊しなければ、植物の栄養はヒトが消化吸収して利用する事は出来ません。これが「生野菜よりも温野菜が良い。」と言われる、一番大きな理由です。】

【2】酵素が生きているので生野菜の方が良い、とする意見
生野菜や果物そのものは体を冷やすことはないのです
漢方やマクロビオティクスの陰陽の考え方が引き起こす偏見と混乱に惑わされないようにして下さい

【冷え性と食事は関係が深い。冷え性の人は生野菜を取らず温野菜だけが良いといった、間違った話も多い。食事はバランスよく取るのが正解です。生野菜より温野菜のほうが、体が冷えないのは確かですが、温野菜は必要なビタミンが壊れてしまいますし、肝心な酵素は生野菜でしか取れません。】

”中国4000年”の陰陽説は、まあ「トンデモ」の一種かもしれませんね~。【生の梅は極陰性、しかし極陽性の塩で長い間付け込むことで、陰性の部分が抜けて陽性化します】とかいうあたりは、実際トンデモ臭が(笑)でも結局は、病は気からという部分が大きいと私は思っているので、「信じるものは救われる」で、自分の信じる道を行けば良いのでしょう。というか、生野菜100%とか温野菜100%とかでなく、要するにバランスの良い食生活をしましょうっていう常識ラインに落ち着く話かもしれません。でも、「バランスが大事」と言い始めると、もっと一般論になって、「肉も魚も卵も野菜も果物も穀物も、全てバランスよく食べましょう」っていう話に行き着いちゃいますね。私がもっぱら野菜+米 の食事だと言うと、もっと肉食べろとか、たんぱく質も採らなきゃだめだとか説教されること多いです(笑)

(追記)朝食はフルーツで軽めに、「ほんとうにおなかがすくまで何も食べないのがベスト」とあり、この本では午前中は重いものは食べないほうが良いというスタンスのようです。本ではあまり詳しく根拠は述べられていませんが、こういう内容でしょうか?朝食も、賛否両論、夜より朝をたくさん食べたほうが良いとか、しっかり食べないと頭が働きません!朝は必ず食べましょう!!という現代日本の通説もあれば、逆に『朝食を抜くと健康になる』という説もあり、これまたどっちが正しんだよ~というハナシですが。これも自分にとって快適な道を行けば良いと思いますけど。ちなみに私は昼夜2食生活です。朝食べなくても午前中は快適だし、お昼におなかがすいてちょうどいいです。でも、しっかり食べないと体がもたない、という人はしっかり食べるのが良いと思います。

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2008年10月28日 (火)

9月の第141回TOEICのスコアシート

第141回TOEIC 2008/09/28受験
リスニング405 リーディング430 トータル835 の内訳。

去年とほぼ同じスコアなので内容もほぼ同じですが~。

リスニング
「短い会話、アナウンス、ナレーション(中略)要点、目的、基本的な文脈云々」の項目が、平均70に対して69でした(爆)「長めの(以下同文)」は、平均67に対して92なのに、です(^^;
その下の「~詳細が理解できる」は、去年はこっちも短いほう85に対して長い方が89と逆転してたんですが、今年は92:76で長い方をズコズコ落としてました。
いずれにしても、私がいかにpart2が苦手が証明してるスコアだと思います。PART3・4は読む力でかなり補っているということですね。ウーゴを使って瞬時に英文をキャッチできるようにがんばります(^^;

リーディング
たった430でもパーセンタイルだと96%なのがびっくりなんですが。や、パーセンテージ評価なんて母集団による相対評価でしかなく、そんなものが何の能力証明にもならないのは承知の上で、でもやっぱちょっと嬉しい…(笑)こっちはどの項目も85~95くらいで、去年と比べても特にどの項目が連続して不得意だとかも無く、もうリーディングのスコアアップは地道に多読をするしかないか~という感じです。

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2008年10月27日 (月)

格差はつくられた(The Conscience of a Liberal)

格差はつくられた—保守派がアメリカを支配し続けるための呆れた戦略
ポール・クルーグマン


原題「The Conscience of a Liberal」の抄訳。「格差はつくられた」=経済格差は「保守派ムーブメント」によって政治的に作られたのだ、「保守派ムーブメント」とは共和党政権の資金源、だから次の選挙では民主党から大統領を出して民主的で庶民に優しい社会にしましょう!というのが本書の趣旨なので、間違ってはいないが、大胆な意訳だ。

まず本書の第一印象について。日本で言えば、社民党か共産党が書いた自民党(小泉政権)批判くらいの勢いで、共和党に(というかブッシュに?)対して攻撃的な書で、これ書いてる人がノーベル賞をもらったのかと思うとビックリしました。 あと、日本もここ数年は格差社会だワーキングプアだと、貧困が社会問題として喧伝されていますが、アメリカでも、収入アップしたのは一部の超・お金持ちだけで、中流庶民の生活は苦しくなる一方やんけ~!という不満がちゃんと(?)あるんだなあ、というのがちょっと新鮮でした。私の中ではアメリカって、アメリカンドリームで機会平等の国・結果の不平等を受け入れている人達が住んでいる国っていうイメージだったので、貧しくても自己責任だと皆が納得しているものかと…(笑)(単純思考な思い込みですいません)本書によると【政治的な変化こそが経済的な不平等と格差の大きな要因なのではないか】とあり、いやもうこの理屈、見事に日本の小泉批判と同じやん。

しかし日本と大きく違うのは、「保守派ムーブメント」の原動力が、人種差別に根付いているっていうこと。貧困層を救済する措置をとると、白人の貧困層だけでなく、黒人や移民に対して(白人の富裕層の)おカネを注ぎ込むことになる。そんなのは許せん!という感情が根っこにあるそうな。この点は、自民党政治家(の一部?多く?)に単一民族幻想がはびこっている日本では出てこない論点ですな。
しかし、最近ではそういう人種差別バリバリな白人は減ってきているので(白人の中でも人種差別意識を持つ人が減少&そもそも全人口に締める白人の割合も減少)、今後改善される希望は十分にある!さあ、民主党大統領で、アメリカにも国民皆保険を!!と明るい未来を語っております。さてさて、どうなることか・・・?
この医療保険の問題、個人的には、いくら機会平等・結果不平等の国ったって、1回の盲腸の手術ごときで自己破産に追い込まれる先進国なんておかしいだろ~、と思います。また、本書でも指摘されている通り、アナタの国が大好きな「効率性」の理屈から言っても、多数の民間の保険会社と個々の病院とが、支払条件の審査だ高リスクの顧客の選別だなんてやってたら運営費に金かかってしょーがないじゃないですか?(これ日本の年金もホントそうですが…いっそ財源を税金に乗せて統一すれば、徴収の手間も加入記録の管理も何もなくなって効率的でしょうに…)

それにしても、クルーグマンのノーベル賞の受賞について、池田先生のブログ記事に【本当の授賞理由は昨今の異常な経済状況だろう。】とありますが、ホント運っていうのも大事な才能の一つだよな~、とつくづく思います(笑)

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2008年10月25日 (土)

ジャーナリズム崩壊

ジャーナリズム崩壊 (幻冬舎新書 う 2-1)
上杉 隆

日本のジャーナリズム批判の書。NHKとNew York Timesでの実体験に基づく話はあくまで私見ではあるが、なかなか聞けない内部事情が読めて実におもしろかった。閉鎖的な記者クラブ制度、ジャーナリストとしての自覚に欠けるサラリーマン記者を特に問題としている。特に記者クラブ制度がいかにフリージャーナリストや海外のジャーナリストを締め出して平気な顔をしているかについては、とことん追及している。

しかし本質的には新聞社に限らず日本の企業風土全体の傾向じゃなかろか、と思うところがいくつかあった。
例えば新聞社の採用について「即戦力よりも無色透明な人材を求める」「頭でっかちなマスコミ学科の学生ではなくて、あまり深く考えていないような体育会系の学生を採用したがる」と批判しているが、これ”マスコミ学科の”っていう文字さえなければ、新聞社だけでなく日本企業一般の話として通るような。商社の営業マンの採用とか、こういう人材好きそうだ(笑)なんで日本の古典的な企業って「新卒で元気のいい男子」が好きなんでしょうね~なんでそういう限定しちゃうんでしょうね~。バリバリ働ける人を望むのは理解できますが、新卒男子にこだわるのは意味不明ですね、いや不明じゃないか、終身雇用で年功序列だからそうなるというカラクリは城 繁幸さんの若者はなぜ3年で辞めるのか? 3年で辞めた若者はどこへ行ったのかに詳しいですね。中途や女子が視野に入っていないのは雇用の流動性の無さが一因で、だからこれをなんとかするべきだと、半年くらい前から私も思うようになりました。(勝間さんもおっしゃっています)(ちなみに週刊東洋経済の城さんの連載も面白かった、あれそのうち本にまとまるのかな??)
・・・話がそれました(^^;

アメリカのマスコミの採用についての記述、「新卒なんて何も知らないから、誰も採らない、社会勉強をしてから門を叩け」「それぞれの業界のスペシャリストが集まれば、少なくとも大学を卒業したばかりの記者よりは、情報を集めることは容易い。人脈もあれば、社会経験もあるので、即戦力になりうる」というのは実に合理的。著者が政治家の秘書をしていたからこそ、何か事が起こったら「その人脈を頼って話を聞くことができる。(中略)少なくとも押すべきボタンを知っている」、だからNew York Timesは上杉氏を採用するのだ、という理屈は実に理にかなっている。現代の情報収集の基本が、知識を知っているかどうかではなく、その分野の専門家を知っているかどうか=専門的な知識を引き出すツールを持っているかであるというのは今や常識(?)。この手の話は佐藤優氏の著作にもあるし、野口悠紀雄氏も今や統計情報なんかはインターネットですぐ見れるんだからどこに行けば正確な情報が得られるかを知っていれば良い、という趣旨のことをさかんに言っており(私はダイヤモンドオンラインのデジタル「超」けもの道で読んだ)、氏のサイトにも インターネット情報源というページがある。

さて、この本で私が一番「おお、そうだったのか」と目から鱗だった点は、アメリカでは、「発生ものなどのストレートニュースは、可能な限りワイヤーサービスに依存」しており、「新聞社と通信社の仕事を完全に峻別し」ているのだということ。新聞社と通信社が違うものだということ自体、この本で初めて認識しました!日本のネット記事で引用元のロイターとかAP通信とかを見ても、それとNew York Timesや International Herald Tribune などの新聞社とがどういう位置づけにあるのか全然分かっていませんでした。そうか、新聞社と通信社ね。そういう役割分担があるなら、「客観報道」は通信社の仕事であり、新聞社は自らの主張を鮮明にするのが仕事ということか。日本の新聞社が「客観報道」を標榜して通信社のようなことをしている現実に、日本国民が疑問を感じていないこと自体、著者にはもどかしいんだろうな~。

・・・話がそれまくって、全然この本の書評になっていなくてスイマセン(苦笑)

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2008年10月24日 (金)

新TOEIC TEST ウルトラ語彙力主義・無料音声レッスン

新TOEIC TEST ウルトラ語彙力主義 [CD付]
神崎 正哉

ウーゴ紹介記事に対して、神崎先生直々にコメントをいただいてしまいました。ありがとうございます。(ウーゴキャンペーンに参加しているそれぞれの方にきめ細かくお返事されているご様子です。やっぱり凄い人っていうのは単に凄いんじゃなくて、そういうマメさによって地道に成功につなげているんだなーっていうのが分かりますね、そういう姿勢、見習わないと…)

さて、やはり【無料音声レッスンがある】ことがあれだけ強調されているのに、本の紹介記事を書いておきながら、そっちは知りませんは大変失礼だと思い、今更ながらですが、ウーゴの無料音声レッスンを聴いてみました!

すすす、すごいです。これが無料とは。

各ユニットごとのファイルになっていて、
各例文ごとに、本にも載っている解説+α

Listen & Repeatで、各例文を10回ずつ練習できる仕組み

という仕様になっています。

この音声レッスンの真髄はListen & Repeatを効果的に実践するためのツールとして完成されていることにあると思います。意外と「10回音読したらよい」と言われそれが効果的だと分かっていても、つい面倒になって回数を減らしてしまったり(私だけ?)、本当はネイティブの方のお手本音声を聴いて正確な音を確かめながら読んだほうが良いと分かっていても、手元でカチカチ一時停止や巻き戻しをしながらやるのは面倒なので自分勝手な発音で言ってしまったり、そういう「めんどくさがりやの落とし穴」を見事に塞いでくれる、お手製Listen & Repeatスペシャル教材なのです。いや、これは利用しない手はないです。早速今まで学習した分(UNIT20まで)をダウンロードして、ウォークマンに転送!明日から通勤時間にコレを聞く所存です。(歩きながら小声でリピートします・笑)

英語上達完全マップのQ&Aにも、音読パッケージをするにあたってのリピーティング素材の自作について書いてあります。 ↓

Q リピーティングで使うポーズ付きのテープはどうやって作るのですか?

Q リピーティングにはどうしてもポーズ付きテープを作らなくてはなりませんか?

正直、面倒がりの私には、こんな面倒なテープ制作はできませんでした(爆)で、適当に済ませてしまって今に至るわけです。テープだろうがパソコンの音声ファイルだろうが、作成に手間がかかることには変わりありません。この過程を補って下さるのが神崎先生の音声レッスンファイルです。音声レッスンだけで3000円くらいで有料ダウンロード販売しても良いんじゃないかっていうくらいのステキ教材です。本気でおすすめ。音読を自力でやろうとすると面倒になって回数を減らしてしまったり適当になってしまう私のような人は(笑)、是非使うべきです。

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2008年10月22日 (水)

新TOEIC TEST ウルトラ語彙力主義

新TOEIC TEST ウルトラ語彙力主義 [CD付]
神崎 正哉

昨日の記事で書いた、来月のTOEICに向けての勉強に使っている「TOEICに特化した単語集」とはこの本です。何をたどっていて見つけたのかは忘れてしまったのですが(TOEIC 単語 とかってキーワードで自分でamazon検索してたんだった気がする)、amazonをうろうろしていてたまたま見かけて購入しました。後になってから著者の神崎先生のblogを知って、ウーゴキャンペーンなるものを知りました(笑)

amazonのレビューでは「あくまで初心者向けです」とか「 700点以上のスコアの方には物足りないかも。」とありましたが、800点台の私にとっても十分に使える良い教材でした。

確かに「全く知らない新しい単語の語彙増強=ボキャブラリー・ビルディング」のために使うのだとすれば、あくまで初級者向けの教材と言えます。ですが、見出し語自体は知ってる単語なんだけどうろ覚えだった語義を再確認したり、うろ覚えだった熟語を再確認したり、はたまたこの本のウリであるところの【実際のTOEICでとてもよく出る。出るのばっかり集めてますから。】ということでTOEICに出やすい単語を把握するには、ちょうど良いレベルなのです。レベルというか、私の特徴である①ビジネス語彙に弱い②熟語に弱い③リスニングに弱い にピッタリだったというべきでしょうか。例えば、のっけのUNIT1からして「take off」に「売れ始める」なんて意味があるなんて覚えていませんでしたし、電話帳のことを「telephone directory」っていうのもこの本で初めて認識しました。とにかく各unitに1つか2つは「へーそんな意味だったんだ!」とか「へーそういう風に言うんだ!」っていう発見があるのです。800点台なんて言っても基礎がゆるいのを付きつけられました(^^;

さらに私の場合、この本に載っている例文は字で見てしまえばほとんどの文はパッと意味がつかめるのですが(自分では使えないけど意味は何となく分かるpassive vocabularyという次元で把握してるだけですが)、いかんせんリスニングがとことん弱いので、本を見ないでCDの音だけ聴いてみると、イキナリ4分の1くらいの文の意味が掴めなくなるのです(爆)本を見る前にUNIT1~4をディクテーションしてみたら、ボロボロでした。本で確認したら「なーんだ」揃いなのに!!てことで、どこにもそんな使用法は書いてありませんが、まずディクテーションで弱点を掴み、答え合わせをしてから音読するという形で使用しております。

著者ご本人の推薦のセールスポイントは①「この本の単語、TOEICによく出る」②「無料音声レッスンがある」とのことですが、わたくしまずは例文のディクテーションでいっぱいいっぱいで、サポートページの音声レッスンはまだ試していないので、サポートページの素晴らしさについては語れません。詳しくは、神崎先生のブログ記事をどうぞ。付属CDに全部の例文が収録されてない単語集とかもあるのに、付属CD以外にも音声レッスン&確認テストまで付いてくるなんて太っ腹だと思います。
追記:無料音声レッスン聴いてみました。例文の音読トレーニングに効果抜群のステキ教材です!おすすめ。

ちなみに、「新しい単語の語彙増強=ボキャブラリー・ビルディング」というのはふつう、passive vocabularyの増強になると思います。これをしないと私の目標である「英語の本をすらすら読む」はできませんので、これはこれでとっても大事なのですが、私の弱点は、active vocabulary が極端に少ないことです。うろ覚えで、見たらなんとなく文脈で意味がつかめる程度の単語ばっかり多くて、自分で使える単語はもうめちゃくちゃ少ないんです。「文脈でつかむ」というのもネックで、だからTOEICでも文脈で答えられるpart3・4のほうが得意で、part2はボロボロです。

passive vocabulary と active vocabulary については、こちらのサイトなどを参照して下さい。要点を引用させていただくと、【passive vocabularyは、聞いたり、読んだりするとわかる表現のことです。 active vocabularyは、話したり、書いたりする時に使える表現を言います。 】
私はまさにこの記事に書かれている【「英語は聞いたり、読んだりすることはかなりできるようになったのに話したり、書いたりしようと思うとなかなか出てこない。」という方はこの差が大きい方です。 】という症状に苦しんでいる人間です(^^;

無料音声レッスン紹介記事に続く

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2008年10月20日 (月)

先月の第141回TOEICの結果(爆)

第141回TOEIC 2008/09/28受験
リスニング405 リーディング430 トータル835
前年と横ばい、全く進歩ナシ(爆)

正確にはマイナス5ですが、まあそんなのは誤差として、それにしても全然上がってないってどうよ。ここのところ英語に対してちょっとマッタリしすぎてたな~と反省。少しはTOEICに照準を合わせた勉強をやってみよう、ということで今日から11月末のTOEICまで英語に重点を置いてみることにします(^^;
あと今までは、NHKのラジオ講座(徹底トレーニング英会話)やThe Japan Times社説集を使った勉強しかしていなくて、TOEIC問題集とかTOEICに特化した教材って全く使っていなかったので、ちょいと心を入れ替えてTOEIC向け単語集や模擬試験問題に取り組む所存です。

ジャパンタイムズ社説集 2008年上半期 (2008)

このジャパンタイムズ社説集シリーズは、私みたいに、英語で(小説でなく、社会科学の)読書をしたいという目的で英語学習をしている者にはとっても良い教材なんですが。TOEICに特化した教材よりは、テスト対策としての効率は落ちるかなって(^^;でもこれのおかげで、英語のニュースサイトはだいぶ読めるようになりました!


できる人のTOEICテスト勉強法
中村 澄子

今までずっと受験テクニックで点数を上げるなんて邪道だと思ってきましたが、さすがにテスト対策ってモンもした方がいいな、と思うようになりました(爆)基礎力を付けた後でなら、やはりTOEICに特化した対策をした方が効果的ですよね、そりゃあ。「テスト対策なんて邪道」という思い込みをふっきってくれた本です。

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2008年10月18日 (土)

続・『勝間和代の日本を変えよう』 講演会

講演会感想エントリの続きというか余談です。

海外留学し外資系に勤めているという方の質問の話、これは結構ありがちっていうか、やっぱ自分ができることは所与の条件として「できて当たり前」のこととして話を進めてしまうんですよね。

勝間さんはOECDの報告書を例としてあげて、日本語ではサマリーしかなくて、原資料は英語版になるので英語が読めないと、という話をしていましたが、だいたいこれ自体、日本語版の要約は読みこなせるのが当然という出発点に立って、その上で「原文は英語だから、英語も読みこなせるようになりましょう」というお話です。でも、実際のところ、日本語の新聞や書籍さえも読みこなせない層は厳然として存在しているわけです。OECDの報告書を読みこなすには、現代の社会構造に関する基礎的な知識と長文を読みこなす力が必要ですが、少なくともああいう講演会に来る人達というのはそれは出来るのが当たり前のレベルの人達だから、「英語の原文が読みこなせたらいいですねー」という話が成立するわけです。

小中学生(公立)のお子さんをお持ちの友人によると、昨今の教育格差は本当に歴然としていて国語力にも現れているそうですし、うちの妹(前エントリに書いた妹とは別の妹)はいわゆる底辺校の高校でしたが、話を聞くと本当に、日本語でさえも長文を読む体力が無いっていうか…英語なんてそれこそ、A4用紙1枚でも「こんな長いの読めっこない!」っていう次元。日本語でだって新聞は「意味わかんない」。国語の教科書レベルでも「こんな長い文章、見たくない」。こうなると、日本語のサマリーなら読めるってわけでもない。インターフェース言語以前の問題。

当然ですか、読書の体力は大前提ですよね。私は新書は(ページ数と字の大きさによりますが)通読なら1時間~1時間半あれば読める軽い読書と思っていますが、普段新聞や本を全く読まない人達にとっては、新書でも遠大なる書物に見えると思います。例えば、ハリポタ(7巻)。私は日本語版なら休日1日あれば読めますが、うちの妹は約1ヶ月かかってました。気が進まないものを無理やり読まされているわけでなく、好きで自分から進んで読んでいるのですが、それでも、読書は1日に1時間しかできない(集中力が持たない)みたいで…。物理的に時間が1時間しか取れないってことではないです、部活も受験勉強もない、膨大な自由時間のあった夏休みでの話です(笑)好きで読んでるんだけど、1日に1時間ずつ、少しずつしか読めない…これきっと、私にとっての原書と同じくらいの壁なんだろうな~と思います。私は英語原書だと、それこそハリポタ7巻1冊に25~30時間かかってしまうので、1日1時間だったら1ヶ月かかります(苦笑)ただ、私は読書体力がそれなりにはあるので、1日に8~10時間×3日間で 30時間分を3連休で読み終えましたが、これやっぱ普段から本を読むということに馴染んでいないと出来ないと思います。

だから「英語ができるようになりましょう」っていうのも、実は日本語で情報の読みこなしが自由自在にできることを所与の条件にしていて。そして英語ができるのが普通になってそれも所与の条件になってしまえば、次の段階、「いまどき英語だけじゃダメだ、中国語も必須だ!」と感じるのは当然の心理だと思います。周りが皆 英語を使いこなす高度な環境にいれば、英語だけでは全く差別化できないですもん。そうやって少しずつ進歩していくにつれて、どんどんより上のレベルが見えてくるものでしょう。

英語力といっても、まずは国語力。
勝間さんが、帰国子女バイリンガルで一見英語ペラペラでも下手すると中身もペラペラ(爆)、という危険性についてもちょこっと触れられていましたが、この話は私もオープンカレッジ講座のオーストラリア人の先生から聞いたので、やっぱりそうなんだ~と思ったり。→話す瞬発力がない記事の末尾参照。バイリンガルじゃなくてハーフリンガルになっちゃう危険性。

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2008年10月17日 (金)

『勝間和代の日本を変えよう』刊行記念 講演会

『勝間和代の日本を変えよう』刊行記念 講演会
at東京ウイメンズプラザホール

私にとっては2度目の生 勝間さんです。この本すごく良かったので、講演も聞いてみたいと思って行きました。講演内容の概略となるとまんま本の内容になりますので、方々の書評に譲るとして(笑)、印象に残った点について書いてみたいと思います。講演内容も良かったのですが、質疑応答が興味深かったです。勝間さんの提唱されている内容を、聞いている側がどう受け止めているのか、他の人達がどう受け止めているのか分かるのは良いですね。

<講演内容で印象に残った点>
・男女格差については「女性の努力が足りないからだ」なんて言う人はほとんどいなくて、社会構造の問題だと認識されているのに対して、若者フリーターの貧困問題となると、途端に「自助努力不足」「自己責任」の一言で片付けられてしまい、構造問題という認識が広まっていないことが問題。
・若者に希望を与え&女性の活用をはかるには、中高年の正社員男性のみを守っている現在の終身雇用制度を見直して、雇用の流動化を促進すること。
・アメリカ型の超・弱肉強食社会でもなく(そんなんなったら私は嫌です!(^^;)、かといってヨーロッパ型階級社会のようなエリート層の確固としたリーダーシップもない日本は、一体どういう社会を目指すべきか?明確な解はまだ無いが、それを模索していきたい。
・15の提言には、すぐできることと長期的目標とがある。個々人がすぐ出来ることは、「選挙で投票に行くこと」と「できるところから、寄付や社会貢献(地域のボランティア活動とか)をしてみる」でしょうか。
・終身雇用制度の見直しと表裏一体の対策として、「正規雇用と非正規雇用の均等待遇」と「最低賃金の引き上げ」。これは私もとてもそう思います。生活保護より低い最低賃金って絶対間違ってるでしょ!

<質疑応答で印象に残ったこと>
・管理職も含めて、男女(異性)比率が7:3以上でないとダメ。(3:7か4:6か5:5ってことですね) 例えば部長以上は全員中高年男性・現場はパート女性」では、全体の女性比率がいくら高くても、女性が活用されているとは言い難い。会社の意思決定に参加できる管理職においても女性が3割以上になって初めて、女性にも明確なインセンティブが与えられ、力を発揮するようになる。
・教育予算が少ないことについての財務省の見解→「子供の数が少ないんだから、対GDP比率は低くても構わないじゃないか、一人当たり教育費でみれば日本もそんなに低いわけじゃない」これは逆で、そういう貧弱な教育予算だから、子育てにお金がかかってしょーがないから子供の数が抑制されてしまうんだ!というおハナシ。
・公教育の予算を増やすとしたら、どこから財源を持ってくるか?①公共事業を減らして持ってくる(公共事業による短期的視点のバラマキよりも、教育という形で長期的視点でバラまいた方が良いと、私も思います)②消費税の増税←何故なら、今後は人口構成として高齢者が約3割になる以上、所得税ではダメで、高齢の富裕者層からも税金を徴収するという意味において、消費税が有効とのことでした。なるほど。
・海外留学し外資系に勤めているという方から「勝間さんは何故、英語英語と言っていて、中国語とか他の言語も必要だという話が出てこないのでしょうか?」というような趣旨の質問がありましたが、そう思っている人はまあいるだろうなとは思いつつ、ちょっぴり意外。だって、既に英語が出来る人ならば他の言語も出来たほうが良いに決まってるけど、英語さえままらない人がまだまだ多いからこそ、まずは英語をやりましょうって勝間さんが言っているんだっていうのが共通の了解だと思っていたので~。

<その他 今日思ったこと>
自分に精神的余裕&金銭的余裕&時間的余裕がないと、他人や社会のことまで頭が回らない。だから自分の余裕を持つことは大事。そのための勉強、年収アップかなあと思います。

努力したい人、努力した人はその努力に応じて報われ、まったり生きたい人も生存権の保障する最低限度の生活のできる社会。これ理想ですね。世の中、努力したい人、バリバリ働いて高給を稼ぎたい人ばかりじゃないので、努力しない権利も認めて欲しいものですが(笑)これ、努力できない人…と言うと語弊がありますが、例えば知的能力に優れていても持病を抱えていて体力的にバリバリ働けない人もいるでしょうし、あと知的障害の人とか。実際うちの妹もダウン症で、いわゆる「知恵遅れ」です。10代後半ですが、知能的には小学校1年生程度ですので、自助努力の問題以前として、普通に働いて自力で生計を立てることはできません。自分や身近な人の名前以外の漢字の読み書きはできないし、コンビニでお菓子を買うとかいうレベルのお金の計算もできないので、できることとなると、どうしても障害者施設での軽作業に限られてしまいます。そういう人でも健康で文化的な最低限度の生活のできる日本であることを望みます。

続く
(追記)語句修正で変更保存をすると、トラックバックも再度送信してしまうことに気付かず、同じトラックバックが連続して送信されていて、恥ずかしい事態になってました(爆)わざとじゃないです・・・。今後気をつけよう。


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2008年10月14日 (火)

チェーザレ —破壊の創造者

チェーザレ—破壊の創造者 (3) (KCデラックス)
惣領 冬実

友人から薦められて読んでみました。現在コミックスは5巻まで出ています。6巻も年内に出るらしい?ルネサンス期の実在の人物だというチェーザレ・ボルジアの本格的伝記に近いフィクション。フィクションとはいえ、相当マニアックに時代考証しているそうで、絵的にも描き込みが半端ないです。私は西洋史は全然詳しくないし、中世ヨーロッパの基礎知識もあまりありませんが、一気に引き込まれました!ルネサンス期に詳しい人はそれはそれで有名人勢ぞろいで「おおー!」となるのではないでしょうか。時代考証がしっかりしてるから、なんじゃこれー!ってことにはならないであろう、本格派です。

美形男子主従の深い絆とか、ハードな世界に生きる主人公と平凡な天然ちゃんの奇妙な友情とか、フィクションとしての魅力もバッチリ。そして個人的に気に入ったのが、チェーザレの妹のルクレツィア。(現時点では4巻冒頭にしか出ていません)「兄上を理解できて 兄上の力になりうる女は多分―この世に私しかいないわ」なんて言っちゃって、究極ブラコン(笑)。3巻の帯のこのイラスト!(4巻冒頭のカラー扉イラスト)兄妹でこの構図はそそります。兄妹愛と言っても、ギアスのルルとナナリーは自分的に特に何も感じないまま終わっちゃったのですが、ルクレツィア→チェーザレは一読した瞬間に引き込まれました。どうして兄妹では結婚できないの?とか言って、まだ11歳の女の子ですから素で本気!ブラコンシチュエーション、好きです(笑)

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2008年10月10日 (金)

株安円高の嵐

ユーロが137円とかもう・・・。

とかいってても、1年後2年後5年後には全くどうなってるのか分からないのが為替相場。もっとがっつり円高になったら買い増しして(笑)、円安に戻るのを待つことにしましょうか。

円高なだけでなく、原油先物もガッツリ下がってるしこれから海外旅行は良いかもしれません。(種銭ないんで私は当分予定はないですが)ここ1、2年は、あらゆる原材料高騰で、仕事で購入する部材も値上げラッシュが凄かったんですが、ここのところの金融情勢で先物市場軒並みダウンで値が落ち着いてきてるので、そういう面では一安心です。原材料費が下がったら、今まで「原材料費高騰のため」で値上げした分は下げてくれるのか!?とメーカーに問いたいところですが、そうは問屋が卸さないんだろうなあ(苦笑)

外貨は時機を見て対応する予定ですが、インデックスファンドについてはそれこそ30年ホールド姿勢で完全放置プレイです(^^;自動積み立てがお買い得価格で買えてる!ラッキー!と思うようにしつつも、残高見るとギョッとしますが(爆)

自分に言い聞かせ記事です(笑)

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2008年10月 8日 (水)

ビジネスマンのための「読書力」養成講座

ビジネスマンのための「読書力」養成講座
小宮 一慶

挙げてある推薦図書の分野は経済や経営、会計に特化しているし、「ビジネスマンのための」というタイトルになってはいますが、一般的な読書論の本と言えます。やみくもな速読に走る前に、腰をすえた熟読によって「頭をよくする」ことが大事とのこと。その分野の基礎知識がなかったら速読はできない、ということだけなら他の人も言ってますが、速読のススメに走りがちな読書論において「熟読」を熱心に勧める点が本書の特筆すべき点。

本の章立てとしては「速読→通読→熟読」の順になっていますが、実際は逆の順番、「熟読→通読→速読」とすべきで、熟読で論理的思考力を高めてから通読・速読でどんどん情報を仕入れるのが「急がば回れ」で効果的だと提起しています。

(1)熟読・通読レベル2:その分野の専門書で理解のベースを作る

(2)通読レベル1:知識を広げる

(3)速読:欲しい情報を素早くゲット

[(1)熟読・通読レベル2:その分野の専門書で理解のベースを作る]を詳説すると、
通読レベル2とは、線を引いたりしながら、注も含めて読み込むこと。「このレベルの本をどのくらい読むかで、通読レベル1や速読で読む本から読みとれるインプット量やそこから生まれるインスピレーション量も増えていきます。」一流の人が書いた論理を追うことで、論理的思考力を磨くことが目的とのこと。

熟読は、更に深く、注や原典、参考文献などを幅広く参照しながら、それら全てを整理し関連づけながら読み込むこと。通読と違い、本の最初から最後まで通さなくてもよく、必要な部分だけを、しかし深くじっくりと理解を深めること。たとえば法律学なら、もとの条文や判例を都度参照しながら読む、ということ。熟読レベルでふさわしい本を30時間読み込めば、その分野の基礎は完成するそうです。

順番としては、入門書を通読レベル2で読んで概略をつかみ→やや難しい専門書を熟読して基礎を完成させる→入門書に戻って熟読レベルで理解したことのまとめ的復習
ここで重要なのは、その分野の第一人者が書いた、論理的レベルの高い本を選ぶこと(分野によっては&人によってはこれが意外と難しいのでは・・・)今の自分の思考力レベルよりも上の優れた本を熟読することで、論理的思考力を高めること。

分野としては「法律や会計など、社会科学系の本であっても、ある意味数学に近い論理的な本」がよく、「哲学書など、観念的なものは向きません」とのこと。哲学書や思想書は論理的思考力のトレーニングには向かない、とバッサリ(^^;仏教学を学ぶ身としてはちょっと複雑です…(笑)仏教書だって、語句を細かく検証したり引用されている経典の原典を参照したりしながら論理を追っていくのは、本書で言う熟読に値する論理的な作業だと自分では思っていますが(^^;

個人的にこの本の中で一番印象に残っているのは、通読レベル2のところに挿入されている『多くの人が幸せになるためにはどうすればいいかという規範を求めるのが社会科学です。』という一文。自然科学の法則は、人間がいてもいなくても存在するものを人間が発見したもの、対して社会科学は人の営みを対象にしているので「絶対」はない。社会科学とは、法則を見つけ出すのではなく、規範を追求するもの。

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2008年10月 7日 (火)

外国語学習の科学

外国語学習の科学—第二言語習得論とは何か (岩波新書 新赤版 1150)
白井 恭弘

あの日向清人先生も推奨しておられたので、じっくり読み直してみました。

<印象に残ったところ>
・やはり日本語と英語は相当距離のある言語なので、習得が大変なのは事実である。
・英語が母語の人がヨーロッパ言語を学ぶ場合は母語から外国語に直訳しても実際だいたい上手くいくので、その人が次にアジア系の言語(たとえば日本語)を学び始めた時に同じことをしてしまうと、シュールな日本語になる。(日本人が日本語の発想で英語を話すとシュールになるのの逆)
・発音の聞き分けという点では、生後半年~1年の赤ちゃんが既に母語に必要な音だけを聞き分ける能力を取得している。
・これは『自分の言語にとって重要でない区別を無視することを学び、より効率的に言語を処理できる能力を身につけている、ということでしょう』→これはこれで、母語の習得には効率的なシステム!人間ってすごい。
・自分の適性にあった学習をした方が良い(適性と学習法をマッチさせる教育はできないのだろうか?と提起)
・外向性は語学学習にメリットがあると言えるが、内向性は相関がなく、メリットがあるともデメリットだと断言することもできない。
・動機づけはとっても大事。
・『インプットだけで言語習得をすることは不可能で、アウトプットも必要』この場合、「アウトプットの必要性」があればよく、実際に口に出して話さなくても、脳内リハーサルで英語の発話があるだけでも良い。
・なのでアウトプットは重要であるが、インプットが十分でないうちに無理やり話すと、ブロークンなまま定着するので、やはり「十分なインプット」があることが前提。

<まとめ>
『外国語学習の成功は、主として学習開始年齢、適性、動機づけによって決まる』

・動機付けを高める
・自分にあった学習方法でやる
・『外国語「で」情報を入手するレベルまで、なるべく早く到達するように努力することが大事』

<学習法アドバイス>
・自分の好きな分野・専門分野を集中的にやる
・例文暗記などで第二言語のデータベースを増やし、「変な」英語にならないようにする(十分なインプットをする)
・そのインプットの効果を高めるため、アウトプットは毎日少しでもやる
・語彙は文脈の中で覚える
・個々の発音よりも、リズムとイントネーションが大事

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2008年10月 3日 (金)

小学館101新書2冊プチ感想

読書進化論~人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか~ (小学館101新書) (小学館101新書 1)
勝間 和代

一見読書論?と思わせるタイトルですが、いわゆる「読書術」の本ではありませんでした。読む側だけでなく、書く側視点・売る側の視点にたったお話もたくさんあって、自分で本を出したい人に向けたメッセージも多いです。読書論というよりは、「本」論の本ですね。抽象的な議論でなく、読む側の本の価値、売る側の問題点や売るための方法論、読むから書くへの架け橋、そういう本にまつわるアレコレが満載です。本好きには実に興味深いアプローチだと思います。
音楽に例えると、ブログはインディーズでやってるアマチュア(その中にはセミプロもいる)、本は大手レーベルでプロデビュー、という例えが分かりやすかったです。飛躍はあるけど、断絶しているわけでもない。昨今はそのプロとアマチュアの境目も曖昧だし。本も音楽も同じですね。

こちらの本については後日もっと長い書評も書くつもりです。(笑)


教育格差の真実~どこへ行くニッポン社会~ (小学館101新書) (小学館101新書 5)
尾木 直樹,森永 卓郎

「関心・意欲・態度」を点数化され、テストの点よりも「関心・意欲・態度」が重視される評価の仕方って何かおかしい、と感じてますが、教育現場の実感としてもやはりそういう評価のされ方になった時期の学生から、”先生の前ではやたら態度がいい”状態に変化したそうです。できてもできなくても、問題が解けても解けなくても、ある社会事実に対する理解ができようとできまいと、自分なりに取り組みましたという意欲を見せる(フリ)さえすればいい、なんてのは教育として間違ってると思う。この教育改悪は、そのように従順にされた低賃金労働力が欲しい財界の陰謀、という解説もこの界隈ではよく聞きますなー(笑)

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2008年10月 2日 (木)

私が英語を勉強している理由

以前のエントリと話がかぶってます(そして後ろ向きです)が、私の場合、英語ができるようになっても
①今いる会社では昇進してもほとんど給料は上がらない、やってもやらなくても来年も再来年もほぼ同じ給料。よって英語で給料が上がるとかもない。しかし私用による有休取得に寛大な今の会社でないと、年に2回も1週間丸々休んで寺の研修会に行くなんてなかなかできないと思うので、当面転職する気はないのだった(^^;これはこれで今の私にとっては大事な要件なので。仕事に関係ない研修にうつつを抜かしてないで、本業に専念して年収上げろよ!という意見もありそうですが、今の私には「そこそこのお給料をもらいながら勉強もできる」環境がありがたいのです。
②寺の世界なんて、それこそ超・ドメスティックな世界で英語を活用する場がなかなか無い。もちろん大きな宗派の本山ならば海外別院もあったりしますが。ウチのような片田舎で檀家のおじいさん おばあさん を相手にしている分には、英語より方言をマスターしろって言う話(笑)

この「片田舎で檀家のおじいさん おばあさん を相手にしている」からこそ、伝統仏教寺院は衰退産業であり、後が無いと思っています。今のままなら間違いなく30年後には滅ぶね。檀家制度じゃダメだと思っています。都市開教は絶対必要だと、個人的には思ってます。でも何をどうしたらいいのか、何から始めたらいいのか、現時点では手がかりの端緒さえ掴めていないので、今はインプットに励んでます。教えが体に染み付いていないヤツが何を言ったって、全く説得力がないですし。

で、年収アップに直結しないのに、なぜ英語をやっているかって?

英語でも読書したいから!!に尽きます。読みたい本が積み上がり中で書いたように、翻訳の出ていない「The White Man's Burden」とかホント読んでみたいのに~!と地団駄状態だからです。うずうず。勝間さんや神田さんが、英語も読めるようになると、日本だけでなく世界の最新の情報が手に入る!と著書でおっしゃっていますが、本当にそうですよね~。翻訳の出てない本も自由自在に読んでみたい。だから英語を勉強しています。そういう動機での英語学習なので、reading専門に近くて、話すのはサッパリなわけです(苦笑)

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2008年10月 1日 (水)

反貧困―「すべり台社会」からの脱出

反貧困—「すべり台社会」からの脱出 (岩波新書 新赤版 1124)
湯浅 誠

湯浅さんの貧困に関する持論が、『五重の排除』と『溜め』。

人を決定的な貧困に至らしめる五重の排除とは、①教育課程からの排除(低学歴)②企業福祉からの排除(企業の福利厚生や雇用保険、退職金などの対象にならないこと)③家族福祉からの排除(親や子に頼れないこと)④公的福祉からの排除(生活保護はなかなか通らない)⑤自分自身からの排除(1~4に追い詰められた結果の屈折した自己責任論「どうせオレなんて…」という絶望)。そしてその排除から有形無形に身を守ってくれるのが溜め。貯金や保険など金銭的な溜めもあるし、話を聞いてくれる家族・友人といった人間関係の溜めもある。そういう溜めがないと、病気や失業などのトラブルにあった途端に貧困に陥ることになる。

個々の溜めがどんどん失われていき貧困を生み出し続ける社会は、社会全体の「溜め」が失われている状態だと指摘し、溜めがある社会=戦争や差別に堕することのない社会にしていきましょうと湯浅さんは訴える。このあたりは、たぶん根本的な部分で言いたいことは勝間さんと同じだと思うのだが、勝間さんの「日本の変えよう」の方が具体的で、ストレートで、すごく分かりやすく提示されている。(読めば読むほど、「日本を変えよう」は勝間さんの著作の中でもダントツに良書だと思う、ホント)

日本社会は実は公的福祉はあまり充実しておらず、もっぱら企業福祉と家族福祉によって支え合うようにできているので、昨今の非正規雇用の拡大やライフスタイルの変化などにより、企業福祉・家族福祉の恩恵を蒙れる人とそれを受けられない人の差が出ている、という構造を最近よく耳にします。戦後からバブル期あたりまでは、一家の大黒柱の男性が得た企業福祉を妻と子と老親に分配する、お役所の施策上も一般的な社会認識もそういうモデルで成立していた。でも今はそれが成立している人としていない人に分かれてきていて、格差が出てきている。そういう状態。
自分自身、企業福祉からはかなり漏れかけているものの、家族福祉(親のすねかじりとも言う…)によって今の生活レベルを維持できている面は大きい。今の状態で、親が先に死んでしまったり、こっちが親の介護をしないといけない状態だったら、ハッキリ言って貧困スレスレの厳しい生活に陥ります。賃貸物件を借りるにも、連帯保証人が必要な日本においては、親が健在であるか、自分がよほど社会的信用のある職業についているか(公立学校の先生なんかは保証人なくても貸してくれるらしい)でないといけない。万一失業しても1・2ヶ月間の生活費なら親に頼めば何とかなる、と思っているからこそ私は安心していられる、そういう無意識の家族福祉が私にはある。この家族福祉が無かったらと思うと、本当に怖いです。

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