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2009年5月29日 (金)

英語は全国民に必要か?

パソコンは必須スキルと言われる現在。将来は、英語もそうなる!という論は、本でよく見かけますが。(しかしこれ並列にしちゃいかんだろ。パソコンは短期間で最低限の操作はできるようになるけど、英語は短期間で出来るようにはならないのに)

どうなんだろうなあ。

前の記事で、「少なくとも私の生活実感としては、ウチの家族、いとこ、親友、社の同僚という身近な範囲で、英語が必要なグローバルな仕事をしている人は、一人しかいません(^^;」と書きましたが、よって、ウチの家族、いとこ、親友、社の同僚という身近な範囲では、TOEICを知っている人も稀です。
会社については転職経験・派遣社員経験がある人はTOEIC知ってますし、「同僚のお兄さん」とか「親友の同級生」とか、自分は直接知り合いではないところまで広げれば、会社で英語を必要とされてる人も確かにいます。しかし日常的に仲良く話をするような近しい範囲では、英検は通じてもTOEICは通じないので、英検準1級持ってるっていうと「へえ~」って言われるけど、TOEIC900点って言っても全然通じない(笑) これだけTOEICがビジネス界に浸透し、その弊害まであれこれ論議されるようになってはいても、私の生活実感では、「英検は地方でも高卒でも自営業でも誰でも知ってる、TOEICは特定のビジネスマンしか知らない」という感じ。

あ、きっとあれだ、おおざっぱに言うと、世帯所得の平均値以上の世帯(の働き手)は、きっと英語を必要とされてると思う。中央値以下だと微妙。国民生活基礎調査によると、世帯収入100万円未満が6%、100万円台が13%、200万円台が13%、300万円台が13%なので、45%くらいの世帯は「英語とは無縁」じゃないかなあ。(注:これは私の単なる憶測なので、統計的根拠はありません!労働人口でない高齢者世帯をどう扱ったらよいか分からないし。真に受けすぎないように・・・)


時々、家族旅行で(ウチの家族旅行は車で移動)、地方の県境付近の三桁国道沿いなんかを走っていると、全国どこに行っても「どう考えてもここにはブロードバンドは来てないよな~ATMも無いよな~」という集落が点在していて、そういうところに現に住んでいる方々がいる事実にビックリします。いや、都会であっても、パソコンどころか、ATMさえ触ったことのない方々が、日本には実際問題、何十万人何百万人といるはず。(正確な数は分かりませんが)少なくとも、先年往生したうちの祖母は、パソコンはもちろん触ったことないし、ATMも使わず、いつも郵便局の窓口でやっていました。

だから別に英語もパソコンもできなくたって、全然生きていけるわけです。逆に、コンビニも無いような地域の集落を見たり、パソコン無縁の高齢者の生活を想像したりしていると、何で私は「インターネットが無いと生きていけない!」なんて思わされているのだろう・・・と、自分のほうが不思議になります。英語ができないと生き残れないとか、何でそんなことに多くの人が追われているのだろうと不思議になります。インターネットがない社会には戻れないのは事実なれど、インターネット無しで生きている人々は、現に日本国内に何百万人(何千万人とまではいかないよね?)といる。

そう、英語もパソコンもできなくたって現に人は生きている!でも我々の世代は「パソコンはもちろん、これからは英語ができないとダメだ!」と追い立てられる。この乖離は何だ?何でこの乖離があっても世の中は回っているのだ??

①そういう方々は労働市場外だから関係ない
②そういう方々の年金は我々が負担している
③そういう方々の住んでいる地域に対する公共事業、地方自治体への補助金は都市の労働者が(税金を通して)送金しているようなもの
④パソコンと英語に疎い中高年ノンワーキング・リッチの尻拭いも若年層が低賃金で行っている

①は統計上も退職したら労働力人口には入らないし。
②については、年金は「納めてきたからもらっている」わけで、ちゃんと昔、パソコンも英語も関係なかった時代にマジメにコツコツと働いてこられた結果なので、今の制度上では、当然の権利。(今の制度が妥当かどうかは別問題)
③④がミソか。


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