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2009年9月

2009年9月 7日 (月)

ネット選挙

yahooニュースで見た記事↓(引用)
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[落選の自民前議員が公示後も更新 公選法抵触か]
 衆院選愛知3区で落選した自民党の馬渡龍治前衆院議員が8月18日の公示後もインターネットでブログを更新していたことが分かった。公職選挙法は公示後に規定のビラなどを除く文書図画の配布を禁じており、総務省は選挙運動のためのブログ更新は同法に抵触する可能性があるとしている。

 公選法によると、小選挙区の候補が公示後に頒布できる選挙運動用文書図画は(1)はがき3万5000枚(2)都道府県選管に届けた2種類以内のビラ7万枚。総務省によるとこれ以外は、選挙運動とみなされる内容なら同法に抵触するという。
9月6日2時58分配信 毎日新聞
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[民主・筒井議員:ブログで「お礼」公選法抵触か]
 8月30日投開票の衆院選新潟6区で当選した民主党の筒井信隆氏(64)が、自身のブログで当選を報告していたことが分かった。公職選挙法178条では自筆の手紙などを除いて選挙後にあいさつ文書を配布・掲示することを禁じており、違反すると30万円以下の罰金が科される。毎日新聞の指摘を受けた筒井事務所は4日、ブログの問題部分を削除した。

 筒井氏は2日付のブログに「大変お世話になりました。勝たせて頂いたのですから日本の政治を変えます。日本を変えます」などと当選を報告し、今後の抱負も書き込んでいた。毎日新聞の取材に対し、新潟県選管は「公選法に抵触する可能性がある」と話している。
毎日新聞 2009年9月5日 2時30分
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いや、改めて日本の時代錯誤っぷりが・・・。
選挙期間中にブログを書くこともできないって、なんじゃそりゃ?って感じるほうが普通の感覚じゃなかろうか。もともとは、こういう規制をするのって、広報することが資金力によって大きく左右されてた時代の話である。インターネットが普及する前は、規制をかけておかないとカネのある人だけが大量の印刷物を作成したり、大々的な広告を出したりできて、不公平だったから。しかし今時はネットなんか月数千円で発信可能なメディアである。むしろ金欠候補にとっても優しいメディアである(笑)こんな規制に今やもう意味はないっての。

ていうか、公職選挙法の法律そのものじゃなくて、ネットが無い時代に作られた条文に対して、ここでいう「文書図画の頒布」にインターネットが含まれる、という総務省の「解釈」でしかないものが(判例があるわけじゃないらしい)、法律としてまかり通ってるというのがおかしいよね。立法で法律そのものの文言を直すとか、司法で判例を出すとかして無いのに、行政の解釈だけで縛られているというのがね。(判例が出たらその内容が妥当か?というのはまた別問題としても)この辺については→ネット選挙を「解禁」した自民党(池田信夫blog)参照

どっちにしても、民主党さん、ネット時代に対応した新しい公選法を早く作ってちょ。ネットでの活動が解禁されれば、シルバー民主主義も少しは変わる?かもしれないのだから。

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2009年9月 4日 (金)

【脱貧困の経済学】

脱貧困の経済学-日本はまだ変えられる

日本は再配分前よりも再配分後のほうが貧困率が上がる国だというのは、以前読んだ『子どもの貧困』という本でもとりあげられていて、なんじゃそらーと思ったのですが、子どもの貧困率同様、20代の貧困率もやっぱり再配分後のほうが高いのだそうだ(P60)。それ意味ないじゃん。何のための再配分?既得権益を既得権益者に分配してるだけじゃないか!お金持ちから貧乏人に配るのが、公務員にコストをかけてでも再配分する意味じゃないのか?

子どもの貧困―日本の不公平を考える

また、日本人の心性を『自由競争が嫌いで弱者救済はもっと嫌いな日本人』と表現している。ある意識調査によると日本は自由競争は正しいというのが多数派でもないけれど(正しいとする人が49%)、貧しい人は福祉で救うべきだという人も59%しかいない。『これは「世間」に後ろ指をさされない生き方をしている人は守るべきで、後ろ指をさされるような奴は自己責任、ということかと思います。』(P106) あー、だから母子家庭=離婚した人=後ろ指をさされるような女、には冷淡なわけですね。
「子どもの貧困」に『日本の一般市民は、子どもが最低限これだけは享受すべきであるという生活の期待値が低いのである。このような考え方が大多数を占める国で、子どもに対する社会支出が先進諸国の中で最低レベルであるのは、当然といえば当然のことである(P188)』とあるんですが、通ずるものがありますな。年功序列で競争を排し既得権益は守る一方で、弱者に厳しい心性・・・。

『新自由主義者だったら「経営者の席こそ徹底的に国際競争すべきだ」と言うはずです。だから彼ら(財界や高給正社員)は新自由主義者じゃない。貧しい人には新自由主義を、金持ちには既得権を、という「いいとこどり」をしているだけなんです。』(P104) なんたるダブルスタンダード。

ところで、本書P160以下によると、経済がゼロ成長だと2%ずつ労働力が余ってくるんだそうだ。=2%以上成長しないと、それ以外の要因が無くても人余りになるってこと。まして、工場がどんどん海外に移転してったら、国内の雇用は間違いなく減る。今の失業率の高さは不況によるとしても、やっぱこれから人ってどんどん余ってくるんじゃないの?
最近矛盾を感じてるのが、「少子高齢化で、これから生産人口 (15~64歳)がどんどん減っていく、だから女性や高齢者ももっと働くべきだ、移民も受け入れるべきだ」という論があるけれど、いやむしろ労働力が余って困ってるのが現状じゃない?これから更に国内の雇用が空洞化するとしたら、人口学の理屈で「少子高齢化だから人が足りなくなる!」と言っても何か違うような。もちろん、不足してるとこは不足してて、外食などのサービス業・介護・農業は人手不足。それで農業では中国の研修生を使ったり、東南アジアから介護職の人を連れてきたり、してるし。

しかし一方で若者がたくさん職にあぶれてる。(7月の完全失業率、全体で5.7%に対して、15―24歳は9.9%ですから)
『単純労働をしたい人は多いのに、労働者を欲しい会社が少なくなっている。(P40)』というのもあるし、じゃあ単純労働じゃない職だったら求人がいっぱいあるかって言ったらそんんなこともないよなあ。単純労働と違って頭数はそんなに要らないんだから、極少数の幹部候補がいればいい、って話でしょう?だいたい現に、中高年正社員の雇用を守るため若者の採用が抑制され、単純労働じゃない正社員になりたくてもなれない若者は多い。
高齢者がもっと働いて=定年後も会社に残ったら、会社はその分若者を雇う数を減らすでしょう?また本書P47~48には、ダンナが正社員の主婦がパート市場に参入してくると、若者フリーターがその主婦達に職を奪われてしまう、とあります。んんん?生産人口が減ってくというのは長期的な話なのに対して、雇用問題は短期だから、現実にはこういう齟齬が発生するのか??
すいません、よく分かってません。何か構造を見誤っているのでしょうか。一番単純な解は、介護と農業にどう人を持ってくるかということでしょうかね。でもキツイにもかかわらず安すぎて食べていけない給料では、人は集まらないのは当たり前だし・・・。

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2009年9月 3日 (木)

転職活動と今後の学習

英検1級に受かってしまったら、ちょっと気が抜けて英語学習サボりがちでちょっとマズイです。いや全くやってないわけじゃないし、カプランがあるのでそれなりの緊張感はキープしていますが、やっぱり試験合格!という明確で期日のある目標がないと、テンションを維持するのは難しいですね。
あ、ウーゴのlisten & repeatは毎日欠かさずやってます。やっぱり歩きながら学習の教材としては、ウーゴの音声ファイルがダントツで大好きですheart01 去年これを始めた時は、「TOEICで出てきたら(聞いたらor見たら)分かる」というインプットのレベルでやっていましたが、今は、ウーゴに出てきた表現をカプランのディスカッションで使えるよう、アウトプットで使えるレベルを目指して、1日に何unitも進めるよりは1日1unitに限って繰り返すようにしています。

さて、英語の試験も、国連英検や通訳ガイド試験に興味があり、近いうちに・・・と思っているのですが、最近それよりも、来年は社会保険労務士試験にチャレンジしようかという衝動に襲われてます。これ本気でやるとなると、おそらく英語学習も仏教の勉強も中断しないといけないので、そこが踏み切れないのですが。

だいたい来年じゃあんまり意味ないんですが(笑)今そういう衝動にかられているのは、転職活動の選択肢として法律関連の事務所を視野に入れるようになったからです。電機関連の製造業はあまりにも不況で求人が少ないんで(笑)、前と同じ業界という高望みはしていないのですが、だけど「営業事務」「経理事務」みたいなどんな産業でも通用する職種での経験が無くて。同じ職種ってよその業界含めてもめったに無いので、営業事務とか貿易事務とかに応募するんですが、「未経験からの応募」ではこのご時世、書類選考で落選続き。(本当に誰でも出来るいわゆる「一般事務」となると年収が200万円台に落ち込み、それはちょっと生活できない・・・sweat02)30代の転職は即戦力が求められる、って、いやそうなんだけど、即戦力になれる業界(と職種)が不況すぎてなあ(笑)

それで、今までいた業界以外でやってみたい仕事というと・・・法律系の事務所が候補として浮上。給料は安いのが多いけど、もともとの専攻を活かすっていったらここだよなあと。しかし、そうなるとこれがまた「○×資格保持者 尚可」となって、やっぱり資格がないと厳しい。経理経験があれば会計事務所とか税理士事務所とかで有利だし、総務経験があれば社会保険労務士事務所で有利。しかし私はどっちでもない・・・。
うーん、事務職だったら経理とか総務とか、どこの業界でも必ず存在する部署のほうが不況に強いね!

ともあれ、この先どこに勤めるにしても、いつ再度転職することになるかも分からないし、資格は取っといて損はないなあと思ったのでした。今の状況下だと、英語ばっかりやっていないで他のことも考えておけばよかった・・・みたいに思いそうになるんですが、英検やTOEIC以外の資格のことを考えるようになったのも、7月に英検1級に合格できたからじゃないか!と自分に思い出させています(^^; 
英語にしても、「英語での実務経験○年以上の方」というような条件が多く、私は実務経験が無いので、実務経験の代わりにせめても英検1級・TOEIC900点という資格で証明させて下さい、という感じです。世の中とにかく「実務経験」重視。資格だけあってもあまり効果が無いということは実感しているんですけどね。

ところでココログニュースのヘッドに「完全失業率 過去最悪を更新」とあり、『8月28日に総務省が発表した7月の完全失業率は5.7%で過去最悪。また、厚生労働省が同日発表した7月の有効求人倍率も0.42倍と過去最低』という記事が。(ちなみに正社員有効求人倍率は0.24倍です)
んん?何で今頃?28日のニュースですぞ。

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2009年9月 2日 (水)

【脱「ひとり勝ち」文明論】

脱「ひとり勝ち」文明論
清水 浩

著者によると『21世紀型の文明(=太陽電池や電気自動車の普及)には世界中の人に裕福な生活を約束するだけのエネルギー流通をもたらす技術が入っている(P169)』のだそうだ。また、『文明が進みすぎたから環境問題が発生したというよりは、19世紀の技術を20世紀からいままでずっと原理を変えないで使い続けてきたことが、これだけの二酸化炭素を出し続けていることにつながっているのだ(P176)』ってことで、人類はクルマに代表される文明生活を捨てることはできないし、捨てる必要もなく、石油をやめて新しい技術を活用した世界に移行すれば、むしろ今の便利な生活を地球全体に広げられる!とな。

電気自動車っていうのも、「環境のためには、少々不便でも・・・」じゃなくて、加速感・車内の広さ・乗り心地の良さという付加価値を高めれば、単純にそっちのほうが性能がいいから買いたいと思い、結果的に環境問題も解決するのだそうだ。(P141)

太陽光発電に関しては、今はもう、発電効率アップよりも、太陽電池を普及させるためのインフラ作りのほうが重要で、価格さえ下げられればペイする段階に来ているとのこと。(P95)”新しい枠組みが出来るときの3つの要件”が今の日本には揃ってるから、ここでガツンと太陽光発電にシフトしなくてどうする!!というのが強調されているのだが、どうも民主党の政策を見る限りそんなことは余り考えていないご様子です(^^;

ちなみに3つの要件とは↓
(1)資金(個人資産1400兆円を念頭においてるらしい?)
(2)技術(太陽電池の技術)
(3)必要性をもたらすネガティブな要素(環境問題・温暖化問題・エネルギー問題)

ちなみに内容は悪くないですが、行間がスカスカなんで読書スピードの速い方なら立ち読みでもイケます(笑)。

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2009年9月 1日 (火)

日本人の「無宗教」とは

さすが有効求人倍率0.43(正社員0.24)のご時世、なかなか就職が決まりません。書類選考を通過して面接に行けること自体がほとんど無いです。ハローワーク経由のはだいたい面接には行けるけれど、一人の募集に対して10人20人当たり前なので面接で落ちちゃってますし、転職サービスのほうは書類通過すること自体が奇跡のような状態(^^;

で、長い夏休み状態の利点を活かして、先週は仏教の集中講義を受けに8日間大学に通ってました。これが30日までだったので、「学業」を理由にして期日前投票をしてきました(笑)(↑リンク先は見やすいので科目等履修生の案内ページにしてますが、一応編入生で在籍中。ロクに単位取れてませんが(苦笑)科目履修生、正規生より学費高!(^^;何でもバラ売りしているものは高いんだな。今年の学費は失業前に払ってあるので問題なしですが、来年…)

実家はお寺ですが進路選択時は全くそんなことは考えておらず仏教系の大学には行ってないので、今頃 通信でぼちぼち学んでます。今回受講していたのは下記2科目。
●現代と仏教
●仏教基礎入門 ─原始仏教と初期大乗仏教─
講義を聞くのもさることながら、最終日のテストでB4用紙1枚分をその場で書かないといけないので(持ち込み可なので暗記する必要はなし)、書いてまとめるのは勉強になるなあとしみじみ感じます。やっぱ読んだだけ聞いただけだと、分かったようで分かってない。自分で書いてみると、まとまるし、定着する。アウトプットは大事です。

日本人の「無宗教」について。
日本人の無宗教は確固たる信念に基づく「無神論」とは全く別のもの。創唱宗教(明確な教義や教団がある宗教)の信者ではないというだけで、むしろ日本古来の自然宗教(自然発生的な習俗的宗教)の熱心な信者だったりする。まあ若者はそうでもないとしても、中高年以上の方々は熱心に墓参りをして先祖供養を欠かさない。お遍路めぐりなんか定年後の方々に大人気。若者にしても混んでる神社にわざわざ初詣に行く人も多いわけで、お盆の帰省・クリスマス・七五三などの各種の宗教的なイベントに全く参加しない人はあまりいない。それを「宗教」とは思っていないだけ。
統計によると、信仰を持っていると自認する日本人は10%以下(6~7%くらい)、熱心な信者ではないけど家の宗教はあるという人を入れても20%くらい。あとは「無宗教」であると自認している。その一方で、仏教と神道の教団側からの申告だと、仏教の信徒と神道の氏子を合わせると2億人いるらしい(笑)つまり、統計上は日本人のほぼ全員がどっかの仏教宗派とどっかの神社にダブルで属していることに。
東京のひとり暮らしでは全く縁遠くなりましたが、地元にいれば地元の神社のお祭りに参加するし(させられるし)、一方で葬式となれば今でも大部分の人が仏式で執り行うので、まあそんなもんでしょう。この混ぜこぜ教が日本ならではの自然宗教。別名「お付き合いの宗教」。

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