講演会、シンポジウム等

2009年7月25日 (土)

新田ヒカル×小飼弾×小幡績 「お金と生き方の特別講義」

第134回 新宿セミナー @ 紀伊國屋ホール
新田ヒカル×小飼弾×小幡績 「お金と生き方の特別講義」
7月25日(土) 19:00開演

しばらくは英語と転職関連以外のイベントには行かないぞー!と思っていたのに、またしてもTOEIC前日というこんな日に、全然関係のない講演に行ってしまいました(^^;だって、小飼弾さん小幡績さんと「一度生で話を聞いてみたい候補」がお2人も出演されるんですもの!なんて効率的な(笑)

花田塾の直前対策講座から走って直行したため、空腹もいいところで、講演中「終わったら何食べようかな~」とか気が散ってしまいそうでしたが、終わってみればあっという間でした。面白かった。
小飼弾さんはだいたいブログから受ける印象と同じでしたが、小幡先生の実物は意外なキャラでした。

すべての経済はバブルに通じる

著書の印象では「新進気鋭の若教授」てな感じでしたが、実物、ゆるゆるキャラだったんですけど(笑)芸人さんの話術とは違うのですが、独特の変化球話術がすごい。「煙に巻く」天才ですな(笑)
一応「第二部 小幡績×新田ヒカル 行動経済学と日本の未来」となってますが、えーと、要約すると「(短期)投資は難しいから素人はやめとけ(笑)」と、「日本はもしこの高齢化を乗り切ることができれば世界のパイオニア!」でしょうか。

小飼弾さんは色々と弾言されてましたが、一番そういうのもアリかー!と思ったのが、税金の話。消費税と法人税は廃止して、累進課税の所得税(最高税率50%)に!と主張されていました(あと相続税の強化)。法人税を無くせというのは各所で聞くけど、消費税ゼロは初めて聞いた!「だって消費税は金持ちのほうが得する逆累進税だよ?それでも良いの?」と。いや良くはないけど、高齢化社会では仕方ない、っていう説が流布してるよねえ。え、これこそまさに「上の人達にだまされてる」例でしょうか(^^;
所得税のみという根拠は「投票権を持つ人が税金を払うのが筋」とのこと。これは、『暴走する資本主義』にもありましたな。法人税があるから企業が政治に口出しするのだ、本来自然人のみが政治参加&納税の権利がある、という論。
あと、ベーシックインカムの話はもっと聞きたかったな~と。ベーシックインカムに統一してしまえば、膨大な年金手続き事務も、生活保護受給世帯への審査手続きも、失業保険の手続き事務も無くなり、行政事務が効率化!というのはとても良いと思うのだが。(詳しくは山崎元さんのベーシックインカムに関する補足など参照)だいたい日本は、既に道路とかダムとかの公共事業でバラマキする段階はとっくに終わってるんだし。インフラが不十分な国ならば、公共事業でインフラ整備と雇用対策を兼ねるのは一石二鳥だと思うけど、日本はもう違うだろうに。

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2009年6月 8日 (月)

菩薩を見た!

【題名】佐々井秀嶺師最終講演会「よみがえる仏教 インド仏教復興運動の今」
【日時】2009年6月7日(日)15:00~
【場所】護国寺 本堂

という講演に行ってきました。相変わらず「英語学習一筋」にはなれない人間です(^^;しかし、これを逃したら後は無い一期一会の機会。師の来日は、今回が40年ぶりにして最後、『あとは各自でインドまでどうぞ。』

佐々井秀嶺師は、インド仏教の指導者。(インドの仏教徒は現在1億をゆうに超えるそうだ。不勉強にて少し前まで知らなんだ。)比喩的な意味で「菩薩みたいな人」ならば広い世の中たくさんいるが、本物の菩薩が本当にいまこの時代、この地上にいたとは!

本に書いてあるような菩薩道の実践なんて、今の時代にあるとは思ってなかった。『(大乗仏教の推進者達は当時のインドで)社会的に相当の迫害を受けました。嘲笑や罵詈雑言を浴びせられるのはまだよいほうで、石を投げつけられたり、棒で追われたりしたこともありました。』(大乗仏教入門P57)

もちろん親鸞聖人や日蓮上人などの日本仏教の偉人達も、激しい迫害にさらされながらも己の信ずる道を突き進まれたのだが、そんな人が、今この時代にもいるのだ。それが佐々井秀嶺師。伝記「破天」を読んでいるのだが、まさに文字通り、”石を投げつけられても”なのだ。すごすぎる。

民衆の中に入って衆生救済に邁進する、真の菩薩道を実践されている方の迫力はまさに「説法獅子吼(せっぽうししく)」。衝撃受けた。自分がいかに、そういう覚悟のないままに、惰性で仏教を学んでいる人間かをつきつけられた。痛い。痛いんだけど、だからと言ってやっぱり飛び込む覚悟はないままだ。利他行に尻込みしてしまう自分をつきつけられる。自分がいかに、この恵まれた日本で、自分のことばかり考えて生きているか。その傲慢さをいつも自覚しながら生きることが第一歩か。

今の日本は、もちろんワーキングプアなどの問題はあるとはいえ、それも含めて「物質的に豊かになったあとの精神的停滞」の状態であり、インドの不可触民の人達の人権獲得への戦いとは違う次元の対応が必要だろう。葬式仏教なんて言われるけど、葬式からも仏教が消えてゆきつつある今、日本の伝統仏教教団は瀕死である。佐々井師は、人に生まれたなら宗教を持つべし、教育現場に仏教を取り入れるべしという内容のことをおっしゃられた。政教分離の問題と、宗派ごとに完全に分立している状態からして、そんな力は今の仏教界には到底ないのが現実だが・・・


それにしても、佐々井師のお弟子さん、高山龍智氏もものすごい話が上手かったな~。見事な前フリに感服。
開始15分前くらいに行ったので、立ち見になった。すごい動員数である。特定宗派の行事でもなければ、テレビ的な知名度がある人の講演でもなく、これだけの人間が仏教行事に集まるのは凄い力だ。一番びっくりしたのは、若者率の高さ。通常の仏教行事の多くは、どうにも高齢化社会である。40代以下がほとんどいない。7日の護国寺はまさに老若男女だった。

講演会の模様については、興味のある方はこちらをどうぞ
[ひじる日々]佐々井秀嶺師、護国寺講演まとめ

<参考>
君は佐々井秀嶺を知っているか :小飼弾さんの書評

男一代菩薩道―インド仏教の頂点に立つ日本人、佐々井秀嶺

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2009年5月17日 (日)

「今日から始めるパッシブ投資」

「不透明な時代に勝つための投資術 ~バートン・マルキール教授を招いて~」@有楽町朝日ホール

【第二部】パネルディスカッション「今日から始めるパッシブ投資」
マネックス・ユニバーシティ 代表取締役社長 内藤忍氏
セゾン投信 代表取締役社長 中野晴啓氏
バンガード・グループ駐日代表 加藤隆氏

第二部は、マネックス内藤さん、セゾン中野さん、バンガード加藤さんという黄金メンバーによるパネルディスカッション。お馴染みの取り合わせという感じで、かなりな本音トークで面白かったです(笑)「入信」とか「毒が回った」とか「浮気」とか「結婚」とか、あんなにざっくばらんなトークとは(笑)←単語だけ並べると何のディスカッションだという感じ

①長期
②分散
③低コスト
④インデックス(低コスト&投資対象の分散にもなる)
⑤積立(時間の分散)

という5つの基本事項を押さえながら、何でバンガードなのか?超・低コストのバンガードも日本で買うと手数料が(アメリカよりも)高いのは何故か?何故バンガードがアクティブファンドもやっているのか?など色々なお話がありました。セゾン投信がセゾンバンガードと達人ファンドと2つ設定しているのも、要はインデックスファンドとアクティブファンド、と聞いて今更ながら納得。①~⑤の基本自体はとっくに知ってるよーというものですが、それでも毎回セミナーに行くと新たな発見があるものです。セミナーでしか聞けない話もありますし、英語学習と同じで、セミナーによってモチベーションが上がる(インデックス投資のモチベーションって何だ?)という面もあります。

終わった後、出口の書籍販売コーナーの横に内藤さんと中野さんがサイン会(「会」というほどではない)のために座られていました。始まる前と、第一部と第二部の間の休憩にもやっていたようなので、サインをもらうつもりの人は既に済ませていたのか、ほとんど人がおらず・・・。混んでいたらスルーしていたところでしたが、せっかくの機会と思い、他は「資産設計塾」も「好きを極める仕事術」も「投資手帳」も既に持っているので、まだ購入していなかったこちら↓の本を購入し、サインしていただきました。

ほんと空いていたので、ほんの2,3言でしたがお二方とお話もできました。流れ作業のサイン会だったらできない贅沢です、勇気を出してよかった(笑)


余談。第二部のお三方とも、セミナーでお話をお聞きするのは今日で3回目でした。
<私の投資セミナー参加歴>
2008/12/6「日経マネーリニューアル記念セミナー」:内藤さん
2008/5/11「自分らしく生きるための長期投資」:加藤さん、中野さん
2007/10/14「イーバンク・マネックス秋の資産運用セミナー」
2007/7/25 「内藤忍と中野晴啓が語る人気投資信託の魅力」:内藤さん、中野さん

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バートン・マルキール氏講演その1

「不透明な時代に勝つための投資術 ~バートン・マルキール教授を招いて~」@有楽町朝日ホールに行ってきました。
応募したことは覚えていましたが、5/17というのを失念していて、当選メールを見てから花田塾と重なってることに気が付きました。講演会は今日限りの貴重な機会なので、花田塾は火曜に振り替えさせていただくことにしました。パネルディスカッションで内藤さんがおっしゃっていましたが、何でも3倍の応募があっての抽選だったそうです。よく当たったなあ。

【第一部】バートン・マルキール教授 基調講演「不透明な時代に勝つための投資術」
「※通訳機器を使用した同時通訳による講演となります。」という案内でしたが、英語の生講演を拝聴する絶好の機会。ここでチャレンジしなくてどうする!ということで、通訳機は一切使わずに英語のままで聞いてきました。

結果:理解度80%くらい。

大意はだいたい掴めたのですが、時々「な・なんだろう今の分からない・・・」という部分があったので、帰宅後にインデックスブロガーさんのセミナーレポートを拝見して補完しました。下に自分備忘録として概要メモを書きますが、英語で聞いた分だけ不正確度が高いので、詳細に興味のある方は、ぜひ水瀬 ケンイチさんのレポート1をご覧下さい。

(1)今の金融危機についての分析
①銀行のシステムの変化に大きな要因あり。サブプライムローンを寄せ集めて証券化したもの(80%がAAA格付け)をどんどん売った。(ここら辺、私の英語力では難しかったです)それで住宅バブルの崩壊とともに債券市場が一気に崩れた。レバレッジをかけすぎ。ベアスターンズは30倍とかかけていた。
②アメリカの住宅価格のバブルっぷり。グラフが表示されてましたが、サブプライム破綻直前のバブリ方は尋常じゃなかったです(^^; 超バブルだったので、住宅はローンというより「ATMみたいなもの」になっていた。←どんどん値上がりするので、借金以上の資産価値になるということ。それでアメリカの家計の負債は年収の150%にも達していたとか(one hundred fifty というのを強調されていました)
③バブルが弾けて、アメリカの家計消費が一気に冷え込んだので、トヨタも売れないし、アメリカへの輸出に頼ってる日本・中国は撃沈。

(2)今後の見通し
2009年は厳しい状況が続きそうではあるが、

We will recover.

①Great Depression と今は違う、と明言されていました。それは、central banks have increased liquidity(各国の中央銀行がどんどんお金を供給している)・central banks have cut interest rates(各国とも金利引き下げ)・大恐慌の時は税をかけていたが今はしていない(関税とか保護主義の禁止のことらしい)
この3つめの税が云々とか理解できてなかったんですが、とにかく「We will recover.」というのをそりゃあもう力強く一語一語ハッキリをおっしゃっていました。

②デフレだデフレだと言われているが、これだけじゃんじゃん通貨供給していたら(pump money into market)、間違いなく潜在的なinflationary pressuresとなる、インフレ要因はなくなっていない。

(3)具体的な投資戦略について
①The equity risk premium is alive. 株のリスクプレミアムは無くなっていない。安値の時期に買ったほうが収益率はお得である。
②ファンドは間違いなく、低コストのものが成績も良い。(コストが低いほうから4分の1と高いほうから4分の1のファンドの成績を比べると、明らかに低コストのファンドの成績が良い、という実証グラフも表示)
③インデックスファンドを中心に据え、遊び心でアクティブ運用のものも取り入れるのが良い。マルキール氏ご自身も、インデックスファンドをメインに据えて必要な資産を確保した上で、アクティブも余興として取り入れて楽しく(?)運用しているとのこと。
Index fund is a perfect example of low expenses fund.
It beats two-thirds of actively maneged funds.(S&P500に対して負けてるアクティブファンドが6~7割というグラフ表示)

最後に、講演のまとめとして、英語スピーチの定番「firstly, secondly, finally」で3点、要点を強調。
We will recover.
②コストが安いファンドを選べ
③index fundを investment portfolio のコアに据えるべし

(4)あらかじめ募集した質問に対して答えるQ&A
①こんな時期だが株を買うべきか?
This is exactly the time to buy equity. The risk premium is higher than usual.

②世界同時不況下だが分散投資は有効か?
今は確かに各国のマーケットの相関は高まっているが(closely intertwined)、中国やブラジルやオーストラリアなどに分散しておく意味はある。(オーストラリアは資源国としての例)

③「100年に一度の危機」ってまた起こるのか?
I don't think financial crisis like this will recur any time soon.
でもバブルはまた起きるだろう。

④今の日本市場は魅力的か?
I think Japanese stock market is one of the most attractive, cheapest one.

日本での講演でまさか「日本株はダメだね」とか言えないだろうけど(笑)

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2009年2月25日 (水)

第51回紀伊國屋サザンセミナー勝間和代講演会


今日は、第51回紀伊國屋サザンセミナー 勝間和代講演会&サイン会に行ってきました。

勝間さんの本、いつもは発売日に購入していますが、ちょうど先週は発売日に本屋に行けない状態だったので、いっそ会場で買ってサインをもらおう!ということで、読まずに講演会に参加となりました。
サイン会に参加してる人って、発売日に買った上でもう1冊サイン用に買っている人もかなりいるんだろうなあと思いますが、そしたら最初に買ったほうはどうするのかな。よほどのファンなら保管用と読む用とか?(笑) 私だったら、片方をamazonのマーケットプレイスで売るとしても、最初に買ったほうに読んですぐ線を引いてしまうので、そっちは売れないし、といってサインをもらった方も売れないし。そうすると2冊になってしまうので、サインをもらうなら、発売日に買わずに我慢しようかな~という結論に達しました。
会場では200冊用意されていて、完売したとのこと。会場が400人くらいということなので、約半分の人が買ったんだ~。
ちなみに、講演会には何度か行っていますが、サイン会に参加したのは今回が初めてでした。間近で拝見した勝間さんは・・・ネイルが本当に綺麗でした!(^-^)

講演会の内容は、おおよそ本の内容に沿ったものでした。
私が印象に残ったこと

●断る力とは、単に相手の言ったことを拒絶することではなく、自分の人生について「決断する力」ということ
●努力とは、単なる精神論ではない。「そのことに何時間かけてきたか」で定量的に測れるもの。
●日本は高度軽度成長時代=発展途上国時代の名残が強すぎる
●そのため、家庭教育を含む教育システムも当時有効だった「良きコモディティを育てる」ようになっている
●嫉妬・陰口は気にしないこと
●批判がよくないのは、批判をしていると自分が批判される側になるのが怖くて新しい一歩が踏み出せない人間になる
●対等な関係を結ぶことが大事。上司と部下であっても、立場が違うだけで、対等な人間である。
●新人のうち(1~3年目くらいまで)は、断ってはいけない。頼まれごとが妥当かどうかの判断ができないから。
●飲み会など「どうしようかな~」と思ったら、とりあえず断ってみる
●一流と言われる人達は、自分の得意分野には確固たる自信を持っている反面、それ以外に関してはとことん謙虚である。
●第二次世界大戦は、社会の流れにNOを言える人がいなくなってしまった結果の過ちではないか。間違ったことにはNOと言い、同調圧力に屈しない社会を作ろう

ちなみに、勝間さんのブログによると、メルマガで告知をしたら即完売してしまったとのこと。私は、メルマガに情報が出る前にたまたま紀伊国屋に寄った時に階段の告知ポスターで知ってその場で即チケット購入したので良かったのですが、メルマガで知ったら参加できていなかったです。以前も、その場で迷っているうちにサイトに告知が出てあっという間に完売したことがあったので、それ以来「告知を見たらとりあえず買う」ようにしています(笑)

本は、サイン会の待ち時間と帰りの電車で読み終えたので、次は本の感想を。

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2008年12月 6日 (土)

日経マネーリニューアル記念セミナー

日経マネーリニューアル記念セミナー
2日連続で勝間さん(笑)こちらのセミナーは内藤さんのブログで知って応募していたのですが、Chabo!の集いの翌日だとは気付いていませんでした(^^;

日経マネーリニューアル記念セミナーat秋葉原UDX
①澤上篤人氏の講演
②勝間和代さん×内藤忍さん 対談
という濃い内容でした。

今日も今日とて仕事を定時で上がって駆けつけて30分の遅刻でした。勤務先は都心ではないので、平日のイベントはなかなか開演時間に間に合うのが難しいです。(開演に間に合うためには早退しないと…)なので、さわかみ先生のお話は後半しか聞けず。結論は講演タイトルの「いまこそ個人投資家の出番だ」に決まっていますが(笑)、何を根拠として取り上げて下さるのかなーと思ってましたら、私が聞けた後半のお話では、世界の人口増加。これから世界の全人口も増えるし、その中で経済的に豊かなdeveloped countriesに暮らす人口も今の1.6倍になる。(2008年18億人→2050年30億人)となれば、それだけの人間の生活を支えるだけの食料、数々の工業製品、それを作るための資源、そして省資源のための代替エネルギー技術などが必要となり、それは実体経済の成長を意味する、というわけです。見事なさわかみ節でした!

そして勝間さん×内藤さんの対談。本音満載の面白い対談でした。日経マネー主催だというのに、日経新聞には正しくないことが書いてある記事もわりとあり、本当にそうなのか?と疑う視点を常にもちながら見るべきだとお2人ともがおっしゃって、司会の日経マネー編集長さんが苦悩されてました(笑)
結論としては、
①長期分散投資②ドルコスト積み立て③自己投資で種銭を作る
…ということで、勝間さんや内藤さんの書籍や、インデックス投資ブロガーさん達のブログにて長期分散投資を潜在意識に刷り込み済の私としては、いつも通りの結論で安心!インデックスファンドの自動積み立て実践してまーす、なわけですが、世間全体ではまだまだ投資といえば個別株に短期でギャンブル、というのが常識なんでしょうか。不思議な気分です。

以下、印象に残ったことをランダムに。

勝間さん曰く、例えば日経新聞では企業の決算を記事にするときに、単純に絶対値として去年より増益か減益かを書く。プロ(機関投資家)の間では、そういう絶対値としての増益には意味はなくて、事前に予想されていた利益よりも多いか少ないかで判断されるから、去年よりも増益でもそれがマーケットの事前予想よりも少なければ「売り」となる。でも日経の記事を見た個人投資家は「増益」の文字を見て「買い」だと思う。そうなると、機関投資家の売買量と個人の売買量では圧倒的な差があるから、プロの見立てがマーケットを支配する。そうして個人がプロに負けてしまう。ああ、なるほどと思いました。

2009年(以降)の経済については、ドルは今までほどには強くなくなるのでは?ということと、エマージングとコモディティはやはりこれから必須のマーケット、というようなお話でした。

日経マネーのセミナーでありつつも、投資とは直接関係ない話題にも結構飛んでいました。お酒大好きな内藤さん、ワインの話題を振られて、お酒は依存薬物ですよーと勝間さんにバッサリやられてたじたじに(笑)
インデックス投資が理論的に正しいとか、効率フロンティアについてとか、分散投資はリスクを抑えるとか、投資の話題もたくさんありましたが、それらについて詳細な解説があったわけでもなく(それはお2人方の書籍を読めば分かることですし)。むしろ、投資のための種銭をいかにして作るか、それには稼ぐか倹約するかのどちらですよねと司会の方が言ったところ、勝間さんが「両方です」と即答。自己投資で年収を上げつつ、倹約もする、と。
自己投資としては、やっぱり英語が挙げられていました。この話題の前にも、お2人がどんなところから情報収集しているか?という質問でも、海外メディアの情報を積極的に見るというお話があり、それもやはり英語です。でも、英語だけ習っても、会社がドメドメ(domestic)で全然使う機会もなく習っただけで終わってる人(まんま私だ(^^;)も結構いるのでは?と内藤さんが言うと、勝間さんはさらっと「今がドメドメ企業なら、これから仕入れ先や売り先を海外に広げたら事業拡大のチャンスですよ~。それを自分がやりますって提案すればいいんです」と。←しかし女性にそういう発言権が与えられていない会社もまだまだ多いのではと思いつつ、これは女性の管理職登用率の問題として『勝間和代の日本を変えよう』刊行記念講演会でもありました。他にも、20歳の若者の4人に3人が自分は親世代よりも貧しくなると答えている、そんな世の中は明るい社会とは言えない、終身雇用の撤廃・労働時間の削減・正規非正規の均等待遇で若者にも希望を!と勝間さんが訴えると、政治家は目指さないんですか?と恒例のツッコミが。勝間さんの出演する講演会などにまだ数回しか行っていない私でさえ、政界進出ネタは毎回聞いているので、きっとあちこちで相当言われているんじゃないかと思います(^^;

あと書評ブログでのアフィリエイトの話題を聞いていて思ったのが、自己啓発書やビジネス書の書評ブログは、内藤さんが「好きを極める仕事術」で述べられているところの「競争が激しすぎて差別化しにくい」分野になってしまっているのだな、ということ。勝間さんは「海外の投資本を紹介する書評ブログを誰かやってくれたら見に行きます(笑)」とおっしゃってました。確かに、そのくらい差別化された分野で、自分の「好き」を極めないとなあと思いました。マニアックな趣味の世界ではなく、実用的でいて、マイナーなスイートスポット…む・難しいなあ(^^;今のところ思い当たりませんが…。いずれにしても、例えば「海外の投資本を紹介する」ならば投資に精通した上で英語が読めないとダメなわけだから、まずはインプットを磨き、更に読んでもらえるだけのアウトプット技術(読みやすくて惹きつける文章を書く技術)も習得しないといけない。道は遠いが、ブログを継続することで一歩ずつでも近づけたらと思います。

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2008年12月 5日 (金)

第一回 Chabo!著者と読者の集い

12月4日開催 第一回 Chabo!著者と読者の集い 『Chabo!著者が教える 夢を叶える私の方法』atかつしかシンフォニーヒルズ に行ってきました。想像以上に熱いイベントでした!

たくさんの著者の方が出演していたので、いろんな個性を拝見できて、それも興味深かったです。勝間さん以外の方は生のお声を聞くのは初めてでしたが、特に神田さんは予想通りの特殊オーラの持ち主でした(笑)たとえば20年後にChabo!が(勝間さんが)ノーベル平和賞を受賞してもおかしくない!と真顔で言った時に凄いと思いました。

ちょっと遅れてしまったので、最初のスーダン報告は半分聞き逃してしまいました。識字率が低いと、単に読み書きができないというだけでなく、抽象的な思考そのものができないというお話がありました。そういえば、日本語は日本語で理系も含めて専門分野の勉強ができてしまうので実感しにくいですが、アジアやアフリカの国によっては、母語には日常会話の語彙しかなくて、専門分野になると英語やフランス語で勉強せざるを得ないそうですが。それよりも手前の次元でも、やはり文字によって客観的に情報のやりとりをするのは論理思考に欠かせないのですね。

Chabo!著者のパネルディスカッション、それぞれの方の夢をかなえる方法についてのトークセッションでしたが、細かい部分では個性溢れる方法論の数々のなか、共通していたのは、 ①「夢はとりあえず言葉にして書き出しておく」、書いておくとけっこう叶ったりする。②継続は力なり。 この2点でしょうか。その結果として、節目節目に周りから自然と仕事が舞い込んできたりするというお話も多かったです。書いておくと案外叶う(もちろん叶わず散る夢もある・笑)というのは、皆さんおっしゃってました。潜在意識はそれだけ力があるってことですね。具体的な夢が見えていない私ですが、とにかく不況とか言わずに希望を持って生きることは心がけようと思いました。神田さんによると、2009年は希望を持った人や意識の高い人には追い風が吹くそうですよ(笑)

あと、最後のまとめ(全員がステージに集まって一言ずつ)で、「人に喜んでもらうことで、自分が幸せになる」というのが共通のメッセージになっていたと感じました。JENの木山さんがおっしゃっていた「ギリギリの状態に追い込まれた時、人は自分のためにはがんばれないけど、人のためには頑張れる」というのも印象的でした。これを聞いて、ネットカフェ難民とか日雇い派遣とかになって苦しいのは、分断されていて、一人だからなんだろうなと思いました。湯浅さんの言うところの「自分からの排除」に陥ってしまうと、日本にいる以上は南スーダンよりは豊かじゃないかとかいう物質論は全く意味をなさず、頑張れなくなってしまうのだろう。

私は選挙というのは、自分の一票で実際は何も変わらなくても、政治に関心を保つことに意味があると思っていますが、寄付というのも、ビルゲイツのような大金は出せずとも、関心をキープすることに意味があるんじゃないかと思います。Chabo!の本を買うことで、すぐにそれが何かにならなくても、世界の問題に関心を向けるきっかけになるというところに意義があるはず。

にしても京成線って面白い駅名が多いですね(笑)普段行かない方面なので、新鮮でした。

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2008年10月18日 (土)

続・『勝間和代の日本を変えよう』 講演会

講演会感想エントリの続きというか余談です。

海外留学し外資系に勤めているという方の質問の話、これは結構ありがちっていうか、やっぱ自分ができることは所与の条件として「できて当たり前」のこととして話を進めてしまうんですよね。

勝間さんはOECDの報告書を例としてあげて、日本語ではサマリーしかなくて、原資料は英語版になるので英語が読めないと、という話をしていましたが、だいたいこれ自体、日本語版の要約は読みこなせるのが当然という出発点に立って、その上で「原文は英語だから、英語も読みこなせるようになりましょう」というお話です。でも、実際のところ、日本語の新聞や書籍さえも読みこなせない層は厳然として存在しているわけです。OECDの報告書を読みこなすには、現代の社会構造に関する基礎的な知識と長文を読みこなす力が必要ですが、少なくともああいう講演会に来る人達というのはそれは出来るのが当たり前のレベルの人達だから、「英語の原文が読みこなせたらいいですねー」という話が成立するわけです。

小中学生(公立)のお子さんをお持ちの友人によると、昨今の教育格差は本当に歴然としていて国語力にも現れているそうですし、うちの妹(前エントリに書いた妹とは別の妹)はいわゆる底辺校の高校でしたが、話を聞くと本当に、日本語でさえも長文を読む体力が無いっていうか…英語なんてそれこそ、A4用紙1枚でも「こんな長いの読めっこない!」っていう次元。日本語でだって新聞は「意味わかんない」。国語の教科書レベルでも「こんな長い文章、見たくない」。こうなると、日本語のサマリーなら読めるってわけでもない。インターフェース言語以前の問題。

当然ですか、読書の体力は大前提ですよね。私は新書は(ページ数と字の大きさによりますが)通読なら1時間~1時間半あれば読める軽い読書と思っていますが、普段新聞や本を全く読まない人達にとっては、新書でも遠大なる書物に見えると思います。例えば、ハリポタ(7巻)。私は日本語版なら休日1日あれば読めますが、うちの妹は約1ヶ月かかってました。気が進まないものを無理やり読まされているわけでなく、好きで自分から進んで読んでいるのですが、それでも、読書は1日に1時間しかできない(集中力が持たない)みたいで…。物理的に時間が1時間しか取れないってことではないです、部活も受験勉強もない、膨大な自由時間のあった夏休みでの話です(笑)好きで読んでるんだけど、1日に1時間ずつ、少しずつしか読めない…これきっと、私にとっての原書と同じくらいの壁なんだろうな~と思います。私は英語原書だと、それこそハリポタ7巻1冊に25~30時間かかってしまうので、1日1時間だったら1ヶ月かかります(苦笑)ただ、私は読書体力がそれなりにはあるので、1日に8~10時間×3日間で 30時間分を3連休で読み終えましたが、これやっぱ普段から本を読むということに馴染んでいないと出来ないと思います。

だから「英語ができるようになりましょう」っていうのも、実は日本語で情報の読みこなしが自由自在にできることを所与の条件にしていて。そして英語ができるのが普通になってそれも所与の条件になってしまえば、次の段階、「いまどき英語だけじゃダメだ、中国語も必須だ!」と感じるのは当然の心理だと思います。周りが皆 英語を使いこなす高度な環境にいれば、英語だけでは全く差別化できないですもん。そうやって少しずつ進歩していくにつれて、どんどんより上のレベルが見えてくるものでしょう。

英語力といっても、まずは国語力。
勝間さんが、帰国子女バイリンガルで一見英語ペラペラでも下手すると中身もペラペラ(爆)、という危険性についてもちょこっと触れられていましたが、この話は私もオープンカレッジ講座のオーストラリア人の先生から聞いたので、やっぱりそうなんだ~と思ったり。→話す瞬発力がない記事の末尾参照。バイリンガルじゃなくてハーフリンガルになっちゃう危険性。

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2008年10月17日 (金)

『勝間和代の日本を変えよう』刊行記念 講演会

『勝間和代の日本を変えよう』刊行記念 講演会
at東京ウイメンズプラザホール

私にとっては2度目の生 勝間さんです。この本すごく良かったので、講演も聞いてみたいと思って行きました。講演内容の概略となるとまんま本の内容になりますので、方々の書評に譲るとして(笑)、印象に残った点について書いてみたいと思います。講演内容も良かったのですが、質疑応答が興味深かったです。勝間さんの提唱されている内容を、聞いている側がどう受け止めているのか、他の人達がどう受け止めているのか分かるのは良いですね。

<講演内容で印象に残った点>
・男女格差については「女性の努力が足りないからだ」なんて言う人はほとんどいなくて、社会構造の問題だと認識されているのに対して、若者フリーターの貧困問題となると、途端に「自助努力不足」「自己責任」の一言で片付けられてしまい、構造問題という認識が広まっていないことが問題。
・若者に希望を与え&女性の活用をはかるには、中高年の正社員男性のみを守っている現在の終身雇用制度を見直して、雇用の流動化を促進すること。
・アメリカ型の超・弱肉強食社会でもなく(そんなんなったら私は嫌です!(^^;)、かといってヨーロッパ型階級社会のようなエリート層の確固としたリーダーシップもない日本は、一体どういう社会を目指すべきか?明確な解はまだ無いが、それを模索していきたい。
・15の提言には、すぐできることと長期的目標とがある。個々人がすぐ出来ることは、「選挙で投票に行くこと」と「できるところから、寄付や社会貢献(地域のボランティア活動とか)をしてみる」でしょうか。
・終身雇用制度の見直しと表裏一体の対策として、「正規雇用と非正規雇用の均等待遇」と「最低賃金の引き上げ」。これは私もとてもそう思います。生活保護より低い最低賃金って絶対間違ってるでしょ!

<質疑応答で印象に残ったこと>
・管理職も含めて、男女(異性)比率が7:3以上でないとダメ。(3:7か4:6か5:5ってことですね) 例えば部長以上は全員中高年男性・現場はパート女性」では、全体の女性比率がいくら高くても、女性が活用されているとは言い難い。会社の意思決定に参加できる管理職においても女性が3割以上になって初めて、女性にも明確なインセンティブが与えられ、力を発揮するようになる。
・教育予算が少ないことについての財務省の見解→「子供の数が少ないんだから、対GDP比率は低くても構わないじゃないか、一人当たり教育費でみれば日本もそんなに低いわけじゃない」これは逆で、そういう貧弱な教育予算だから、子育てにお金がかかってしょーがないから子供の数が抑制されてしまうんだ!というおハナシ。
・公教育の予算を増やすとしたら、どこから財源を持ってくるか?①公共事業を減らして持ってくる(公共事業による短期的視点のバラマキよりも、教育という形で長期的視点でバラまいた方が良いと、私も思います)②消費税の増税←何故なら、今後は人口構成として高齢者が約3割になる以上、所得税ではダメで、高齢の富裕者層からも税金を徴収するという意味において、消費税が有効とのことでした。なるほど。
・海外留学し外資系に勤めているという方から「勝間さんは何故、英語英語と言っていて、中国語とか他の言語も必要だという話が出てこないのでしょうか?」というような趣旨の質問がありましたが、そう思っている人はまあいるだろうなとは思いつつ、ちょっぴり意外。だって、既に英語が出来る人ならば他の言語も出来たほうが良いに決まってるけど、英語さえままらない人がまだまだ多いからこそ、まずは英語をやりましょうって勝間さんが言っているんだっていうのが共通の了解だと思っていたので~。

<その他 今日思ったこと>
自分に精神的余裕&金銭的余裕&時間的余裕がないと、他人や社会のことまで頭が回らない。だから自分の余裕を持つことは大事。そのための勉強、年収アップかなあと思います。

努力したい人、努力した人はその努力に応じて報われ、まったり生きたい人も生存権の保障する最低限度の生活のできる社会。これ理想ですね。世の中、努力したい人、バリバリ働いて高給を稼ぎたい人ばかりじゃないので、努力しない権利も認めて欲しいものですが(笑)これ、努力できない人…と言うと語弊がありますが、例えば知的能力に優れていても持病を抱えていて体力的にバリバリ働けない人もいるでしょうし、あと知的障害の人とか。実際うちの妹もダウン症で、いわゆる「知恵遅れ」です。10代後半ですが、知能的には小学校1年生程度ですので、自助努力の問題以前として、普通に働いて自力で生計を立てることはできません。自分や身近な人の名前以外の漢字の読み書きはできないし、コンビニでお菓子を買うとかいうレベルのお金の計算もできないので、できることとなると、どうしても障害者施設での軽作業に限られてしまいます。そういう人でも健康で文化的な最低限度の生活のできる日本であることを望みます。

続く
(追記)語句修正で変更保存をすると、トラックバックも再度送信してしまうことに気付かず、同じトラックバックが連続して送信されていて、恥ずかしい事態になってました(爆)わざとじゃないです・・・。今後気をつけよう。


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2008年6月27日 (金)

第40回 紀伊國屋サザンセミナー ロスジェネイベント

週末は泊まりで出かけるのでその準備もあり時間がない!と思って行くの迷ってたんですが、今日は第40回 紀伊國屋サザンセミナー 『ロスジェネ』創刊記念 「言論空間に挑む新雑誌」というミニシンポジウムに行きました。
第一部:浅尾大輔、雨宮処凛、増山麗奈
第二部:赤木智弘、東浩紀、大澤信亮、萱野稔人、杉田俊介

もともとは、生で雨宮処凛さんの話を聞いてみたかっただけなんですが、それよりそれより第二部が大ヒットでした!!!特に萱野さん、赤木さんがすごい人だった。グッときた。
赤木さんだけは「希望は、戦争」で知ってましたが、東さんは全く初めて知ったんですけど(講談社新書とか書いてるのですね)、実のある座談会(?)でした。

今日聞いたことを、私の主観で一言にまとめると、「日本の格差問題は、階級闘争ではなく、世代間闘争である。」

あと、ネオリベとか反新自由主義とか言って敵を見つけて攻撃しようにも実際は敵の実態は無いのが現代であると。敵を設定できないところに現代の難しさがあると。他にも、富の再配分はできても、尊厳(承認)の再配分が出来ないのが問題だ、とかいろいろ新しい分析枠組を聞けて大変有意義な1時間半でした。

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